アチャとチャーチャー
『ゴールデンカムイ』でアシリパが父親のことを「アチャ」というのだが、今帰仁では父親のことを「チャーチャー」という。 明治生まれの私の祖母は「チャーチャー」という言葉を使っていたが、今では今帰仁の人でもこの言葉を知っている人は少ないかもしれない。...
View Article「地を這う声のために」(3)上
以下の文章は、雑誌『越境広場』9号(2021年7月25日発行)に掲載された、私の時評「地を這う声のために」(3)の全文である。上下に分けて本ブログで紹介したい。...
View Articleシロガシラの子育てと新型コロナの感染拡大
部屋で本を読んだりパソコンに向かって作業をしながら窓の外に目をやると、隣の空き地の草むらにシロガシラの親子がやって来て、子育てをしている。 巣立ったばかりの雛を連れた何組もの親子が、入れ替わり立ち代わりやって来て、草の実をやったり、自分で食べるように促している。 最初は口開けて待っていた雛が、やがて親の真似をして草の実をついばみ始める。眺めていると気が安らぐ。...
View Articleカヌーメンバーからパドルを奪い、海に捨てた海上保安官
写真は4月25日に行われた「K9護岸着工5年に抗議する海上集会」の時に撮ったものである。 K9護岸にランプウェイ台船が接岸し、埋め立て用土砂の陸揚げを行っていた。それに対しカヌーチームがフロートを越えて抗議した。 海上保安官が拘束したあともカヌーを漕ぐのを止めなかったとして、海保のひとり(15番と記した銀色のテープを張った保安官)がカヌーメンバーからパドルを奪い取った。...
View Article15年後に東アジアの状況はどうなっているか
9日(月)は午後2時42分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。 緑色に見える所は黄金週間前に団粒化剤がまかれている。K9・N2護岸から運ばれてきた土砂が、②工区の5カ所に投入され、嵩上げ工事が進められていた。 大浦湾側で軟弱地盤の問題が明らかになり、本来なら大浦湾側の埋め立てのあとに予定されていた辺野古側の埋め立て工事が、先行して進められている。...
View Articleゲートからの資材搬入はないが、埋め立て工事は進められている/イジュぬ花やあんちゅらさ咲ちゅい
10日(火)は午前11時26分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。 いつものようにK9・N2護岸から運ばれてきた土砂が②区域に投入され、嵩上げ工事が進められていた。 昨日・今日と工事用ゲートは閉まったままで、資材搬入は行われていない。5・15を前に警備体制が強化され、機動隊が動員されているのだろうか。...
View Article第4ゲートから辺野古弾薬庫周辺の状況/50年前の映像「私ほんとは、日本もアメリカも大嫌いです……」
写真は5月10日のお昼ごろに撮影したものだ。 キャンプ・シュワブの第4ゲート周辺は、国道329号線沿いの丘に生えていた木々がほとんど伐採されてしまった。 赤土の上を枯れた木々の枝や草が覆っている。まわりは若夏の木々の緑が鮮やかで、赤茶色の殺伐とした風景が際立っている。...
View Article宮古島の海保はどうなっているのか
5月14日付琉球新報に〈宮古島海保職員/部下の顔を殴打/容疑で書類送検〉という記事が載っている。内容は以下の通り。 〈第11管区海上保安本部(一条正浩本部長)は13日、部下の男性(42)の顔などを十数回殴打したとして暴行容疑で、宮古島海上保安部所属の巡視船機関長=当時=の男性海上保安官(57)を那覇地検に書類送検した。...
View Article「沖縄復帰50周年記念式典」という茶番を前に、今日14日も辺野古新基地建設は強行されている
14日は午後4時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。 連日の雨で水溜りができ、赤土でぬかるむなか、今日もK9・N2護岸から運ばれてきた土砂が、②区域に投入されていた。 1972年5月15日の施政権返還から、明日で50年となる。午後からは政府と沖縄県の共同で「記念式典」が催される。辺野古の工事現場を眺めていると、そんな「式典」などまやかしの茶番にすぎないことがよく分かる。...
View Article辺野古新基地建設で予算と時間を浪費する余裕など日本にはないはずだ
5・15ということでいくつか抗議行動があったのだが、色々とやらねばならないことがあって参加できなかった。 日曜日は辺野古新基地建設の工事も休みだ。それでもこの日の景色を見ておこうと思い、午後2時35分頃、所用で移動の途中に瀬嵩の海岸に寄った。 K9護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が2隻接岸したままで、明日の朝、ブルーシートをはずせばすぐにも土砂の陸揚げができるようになっていた。...
View Article雨のなかの辺野古ゲート前抗議行動
17日(火)は午後12時前にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。 前日は5・15の平和行進・県民集会の参加者がやって来て、ゲート前に500人ほどが集まったとのこと。工事車両を1時間ほど止めたようだが、人が集まればそういうことも可能となる。...
View Article辺野古ゲート前抗議行動/戦争で金儲けする奴らに踊らされるな
19日(木)は午後2時54分頃、キャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。 市民40人ほどがゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて新基地建設に抗議した。 3回目は砂利を積んだダンプカー数台のほかは、K8護岸の延伸工事に使用される大きな岩が大量に運び込まれた。...
View Article中台危機を煽るバイデン大統領の来日と辺野古ゲート前抗議行動
23日(月)は午前11時16分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。 K9護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂の陸揚げは行っていなかった。 N2護岸には2隻のランプウェイ台船が接岸していたが、土砂は積まれてなく、ダンプカーの動きもなかった。 ガット船は3隻(國喜18、聖嘉、栄雄丸)が停泊し、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。...
View Article第4ゲート周辺の工事状況
写真は5月23日(月)のお昼頃に撮影したものだ。キャンプ・シュワブの第4ゲート周辺の工事状況だが、国道沿いから見下ろせる窪地を覆うように単管の足場が組まれている。 辺野古弾薬庫の新ゲート建設工事が進められているが、窪地で周辺から雨水が流れ込むため、これから地盤改良工事が行われるようだ。...
View Article戦争で死ぬということ/沖縄戦を戦ったある日本兵の証言より
十数年前、沖縄戦を戦った東京都出身の元日本兵に話を聞いた。 その方が負傷と疲労で動けず、沖縄島南部のガマ(洞窟)に横になっていた時のことだ。岩をはさんだ隣のくぼみに重傷の若い兵隊がいた。ある日、轟音とともに手榴弾が破裂し、その兵隊が自決した。岩があったため、証言した人は無事だった。 直後にまわりの兵隊から罵声が飛んだ。 馬鹿野郎、死ぬんなら外に出て死にやがれ。...
View Articleハーウガミ
6月3日(金)はグンガチグニチ(旧暦5月5日)で、今帰仁に行きハーウガミをやってきた。 父方の祖父が旧岸本部落の出身なので、そこの住民がかつて使っていたヤナジガーに行き、雨の中を草刈りして泡盛や花米、お菓子、板御香などをうさぎてきた。 泉は枯れているのだが、連日の雨で水が溜まっている。...
View Article辺野古ゲート前の大行動に参加
4日(土)は午前11時から辺野古ゲート前で県民大行動が開かれたので、途中から参加した。 毎月第1土曜日に開かれていたのが、新柄コロナウイルスの感染拡大で中断を強いられてきた。梅雨空の下 再開された大行動に集まった市民で、久しぶりに国道の両側が埋まった。...
View Article伊波洋一さんの街宣活動にティダの会で参加
12日(日)は午前10時半から名護市の白銀橋交差点に行き、参議院議員の伊波洋一さんの街宣活動にティダの会のメンバーとともに参加した。 少子化に歯止めがかからない。多くの若者が低賃金の非正規雇用にしかつけず、大学を卒業しても借金を背負い、結婚もできない。そういう社会を作ったのは自公政権であり、今の政治状況が続けば、この社会の凋落が加速する。...
View Article久し振りに辺野古ゲート前抗議行動に参加
17日(金)は午後12時前にキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。 ここのところ抗議行動に参加する時間が取れず、久しぶりに辺野古ゲート前に足を運んだ。12人の市民が参加し、新基地建設強行に対し連日、粘り強い抗議を続けている。...
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