6月3日(金)はグンガチグニチ(旧暦5月5日)で、今帰仁に行きハーウガミをやってきた。
父方の祖父が旧岸本部落の出身なので、そこの住民がかつて使っていたヤナジガーに行き、雨の中を草刈りして泡盛や花米、お菓子、板御香などをうさぎてきた。
泉は枯れているのだが、連日の雨で水が溜まっている。
時おり雨脚が激しくなり、ずぶ濡れになった。それでも年に一度、祖先がくり返してきた行事を行うと気持ちが休まる。
ヤナジガーのそばに建てられた碑には「一九五三年八月設立」と記されている。
沖縄戦から8年後に建てられたもので、当時は岸本部落出身者が大勢集まり、賑わったのだろう。
来年は70年を迎えるわけだ。水道が普及してハーウガミという行事も忘れられつつあるが、命の源である水に対する信仰を大事にしたいものだ。