23日(月)は午前11時16分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂の陸揚げは行っていなかった。
N2護岸には2隻のランプウェイ台船が接岸していたが、土砂は積まれてなく、ダンプカーの動きもなかった。
ガット船は3隻(國喜18、聖嘉、栄雄丸)が停泊し、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。
前日の日曜日の時点で大浦湾にガット船はなかったので、3隻はこの日の朝に入ったもの。
K8護岸にはクレーン車が中ほどに停車していたが、土砂の投入などの作業は行っていなかった。
このあと、午前11時36分頃に豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見たが、土砂を運ぶダンプカーの動きはなかった。
先週土曜日の段階で土砂切れとなっていて、この日の午前中は土砂の投入ができなかったようだ。
午前11時58分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
県外からの若い参加者が多く、40人ほどでゲート前の座り込みや歩道からの抗議を行った。
プーチン大統領が来日しているが、中国を挑発し、中台危機を煽る言動が目立つ。
ロシアのウクライナ侵略を利用し、日本の軍事予算を一気に倍増しようと日本政府政府が画策している。そうやって米日の軍事企業がぼろもうけするわけだ。
ロシアがウクライナに侵略する背景に、バイデンの長期にわたる画策があったことを中国問題グローバル研究所所長の遠藤誉が指摘している(遠藤著『ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略』PHP新書参考)。
同研究所のホームページには、遠藤の〈ウクライナの次に「餌食」になるのは台湾と日本か?ー米政府HPから「台湾独立を支持しない」が消えた!〉という文章が、5月12日付で載っている。
その中で遠藤は、習近平には台湾を武力で統一する意思はない。なぜなら、武力で無理に統一しても反中感情が高まり統治が難しく、中国の一党支配を脅かすことになる。経済的にからめとるのが習近平の基本戦略、ととらえている。
一方で、バイデンは戦争ビジネスで儲けることで、中国が米国経済をしのぐことを阻止しようとしている、と分析している。そのために「台湾有事」のきっかけとなる台湾独立を煽るはたらきかけが、米国からどのように行われるかを注目している。
沖縄に住む者として切実な問題であり、遠藤の指摘に関心を持っている。
K8護岸の延伸工事に使用される砕石を積んだダンプカーが、今日も数珠つなぎで入って。大きな岩を積み、明らかに過積載な車両も目立つ。
K8護岸の被覆ブロックを制作した型枠が運び出された。連日、ゲートから入ってミキサー車はこの制作に使用されたのだろう。
午前11時36分頃と午後1時31分頃の2回、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
1回目の午前中は土砂の投入が行われていなかったが、午後はK9・N2護岸から運ばれてきた土砂が、②-1区域と②区域に投入され、嵩上げ工事が行われていた。
②-1地域では運ばれてきた土砂が、ショベルカーを使って山積みにされていた。
②区域では先週から、K4護岸近くのそれまで低くなっていた箇所への投入が続いている。
午後1時49分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。
午前中でガット船からの土砂積み替えを終え、K9護岸には1隻、N2護岸には2隻のランプウェイ台船が接岸して土砂の陸揚げを行っていた。
K9護岸には2隻目のランプウェイ台船が近づいているところだった。
辺野古ダムの北側の斜面でボーリング調査が行われていた。
連日の雨で満杯のダムの水が美謝川に流れ、大浦湾に注いでいる。そのために海に濁りが発生しているが、それは森が生み出した栄養を海にもたらすものでもある。森林伐採による赤土汚染と同一視はできない。
海保の浮桟橋がある浜の向かって左側に美謝川の河口がある。そこから何百年、何千年にわたって流れ込んだ泥が海の谷間に溜まって軟弱地盤となり、海草藻場を育む滋養にもなったのだろう。
そこには豊かな生態系があり、未発見の生物がすむ可能性も高い。埋め立てるのは本当に愚かな行為だ。岸田もバイデンも沖縄の自然や人々の営みを破壊することに何の痛みもない。
瀬嵩の森ではのボタンが雨に濡れて咲いていた。