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Channel: 海鳴りの島から
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辺野古ゲート前抗議行動/戦争で金儲けする奴らに踊らされるな

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 19日(木)は午後2時54分頃、キャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 市民40人ほどがゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて新基地建設に抗議した。

 3回目は砂利を積んだダンプカー数台のほかは、K8護岸の延伸工事に使用される大きな岩が大量に運び込まれた。

 K8護岸は辺野古崎から長島方向に伸ばされている。岬と島の間は潮の流れが速くなり、辺野古の海でも透明度が高いところだ。その海にこれらの岩が投下され、海底に棲む生き物を押し潰し、潮の流れを遮断している。

 カヌーや船に乗って海に出れば、ゲートから搬入される岩が海に投じられる様子を目にできる。ぜひ一度は自分の目で確かめてほしい。海が破壊されていく現実に、痛みとともに怒りが込み上げるだろう。

 午後2時20分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。

 K9・N2護岸ともにランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 ガット船は6隻(聖嘉、栄雄丸、第十八藤進、第三十八ひなた丸、國喜18、かいおう丸)が停泊し、ランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。

 K8護岸では被覆ブロックの設置が続けられていた。

 午後2時34分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 4隻のランプウェイ台船から土砂が陸揚げされているので、ひっきりなしにダンプカーがやってきて、②区域に土砂を投入していた。

 写真で手前に見える護岸の内側には、海面からの高さ10メートルの壁が建設中だ。その高さまで土砂を投入しなければならないが、その先には軟弱地盤と水深20メートル深場がある大浦湾を埋め立てなければならない。その難しさは辺野古側の埋め立てとは比較にならない。

 2014年の7月に辺野古新基地建設が始まってから、もうすぐ8年になる。それでもまだこの程度の工事の進行なのだ。

 あと10年、いや15年経っても、この工事が終わっているとは思えない。その時、東アジアの情勢はどうなっているか。兵器や戦術はどう変化しているか。想像してみるといい。

 滑走路が短い辺野古新基地に普天間基地の代替機能があるだろうか。大型の輸送機が運用できなければ、後方支援の役割は果たせるだろうか。携帯ミサイルが発達した時代にオスプレイはどれだけ有効だろうか。米国は最初から普天間基地の継続使用を考えていて、辺野古新基地建設の完成などあてにしていないのではないか。

 日本の財政状況を見れば、辺野古新基地建設で予算と時間を浪費する余裕などないはずだ。一刻も早く工事を止めて、予算を教育や福祉、雇用、奨学金支援、貧困や新型コロナの対策などに回すべきだ。

 戦争はそれで儲かる奴らがいるから始まるのであり、愛国主義やナショナリズムは民衆をだます目くらましにすぎない。外部に敵を作って不安を煽り、戦争に駆り立てようとする者たちに踊らされてはならない。

 


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