9日(月)は午後2時42分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
緑色に見える所は黄金週間前に団粒化剤がまかれている。K9・N2護岸から運ばれてきた土砂が、②工区の5カ所に投入され、嵩上げ工事が進められていた。
大浦湾側で軟弱地盤の問題が明らかになり、本来なら大浦湾側の埋め立てのあとに予定されていた辺野古側の埋め立て工事が、先行して進められている。
かつて海草藻場が広がっていた海が破壊され、護岸の内側では埋め立てが進められている。この無残な景色を眺めながら考える。大浦湾側の埋め立て工事ができたとして、完成まで15年はかかる、という。はたして、15年後に東アジアの状況はどうなっているだろうか。
政治・経済・軍事など多方面で日本は中国に差をつけられ、戦争の形態も大きく変わっているだろう。辺野古の新基地はいまだ完成せず、米軍は普天間基地を使い続けている。結局、金と時間と労力を無駄にして、「移設」は進まなかった。そういうバカげた将来が目に浮かぶ。
ウクライナ情勢に煽られて、勇ましい言葉をまき散らす阿呆が量産されている。少子化と高齢化が進む日本で、どうやって戦争をするというのだろうか。口で言うのは簡単だが、今ウクライナで起こっていることを、自分自身が経験する覚悟があるのか。
敵基地攻撃だの反撃だのと能書き垂れているが、日本の周辺にある中国、北朝鮮、ロシアは核保有国だ。そこにミサイルを撃ち込んだらどうなると思っているのか。
自分が住んでいる地域や、日本各地にある原発には相手国のミサイルが飛んでこないと思っているのか。戦場になるのは沖縄で、日本「本土」は大丈夫、とでも思っているのか。少しは想像力を働かせてみたらいい。
午後3時15分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸ではランプウェイ台船2隻が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
N2護岸ではランプウェイ台船1隻が土砂の陸揚げを行い、もう1隻は離岸して入れ替えが行われていた。
ガット船は第五十一進宏丸と聖嘉が、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。
ほかにmarumasa5号が停泊し、清明が積み替えを終えて大浦湾から出ていくところだった。入れ替わりに進朋が沖に姿を見せていた。
K8護岸では砕石の投入が行われ、延伸工事が続けられていた。