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Channel: 海鳴りの島から
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ウークイ

 1903年(明治36年)5月生まれの父方の祖父が、生前、ウークイの時、ウチカビ(ハビジン/紙銭)を焼く理由について話していた。  グソー(あの世)には、子孫が絶えてしまい旧盆になっても、この世に帰れない者たちがいる。  ウヤパープージ(祖先)がグソーに戻る途中、道の傍らにいるそういう者たちに、この世の土産として分け与えるため、ハビジンを焼いて持たせる、とのことだった。...

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「地を這う声のために」第7回の1

 以下に紹介する文章は、『越境広場』13号(2024年4月28日発行)に掲載された「地を這う声のために」第7回です。3回に分けて本ブログに載せます。    2024年は元旦から能登半島地震が発生し、翌2日には羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突事故を起こすなど、激動の1年となることを予感させる事態が続いている。...

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「地を這う声のために」第7回の2

 今年1月10日の午後12時16分頃、大浦湾の海上ヤード建設予定海域で、ランプウェイ台船・第八十八ひなた号に積まれた石材が、船上のショベルカー2台によって海中に投下された。当初示されていた12日から前倒しして、日本政府・防衛省は大浦湾側での工事を開始した。これから9年3ヶ月かけて埋め立て工事と滑走路などの建設を行い、米軍に引き渡すまで12年を要するという。...

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「地を這う声のために」第7回の3

 一方で、米軍の那覇空港使用に向けて外堀を埋める策動が進められている。先に触れた「国家安全保障戦略」に基づき、2023年8月25日に「総合的な防衛体制の強化に資する研究開発及び公共インフラ整備に関する関係閣僚会議」が開かれた。その場では「公共インフラ整備」に関し〈自衛隊・海上保安庁の活動上のニーズ〉として次のような議論がなされている。...

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琉球セメント安和桟橋/土砂搬入とガット船への積み込み再開に抗議

 22日(木)は午前7時頃、名護市安和の琉球セメント桟橋に行き、6月28日の交通事故以来止まっていた土砂搬入とガット船への積み込みの再開に対する抗議行動に参加した。  午前7時頃、桟橋ではガット船・國喜18が着岸作業を行っていた。  同桟橋の出口と入口には、すでに市民が50人近く集まっていて、再開されようとする作業に阻止・抗議する準備を行っていた。その後も市民は増え続けた。...

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辺野古新工事用ゲート前抗議行動/辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

 11日は午後2時55分頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  10人の市民が抗議の声をあげた。10月に入ったのに沖縄は蒸し暑く、立っているだけで汗をかいた。  久しぶりに辺野古の抗議行動に参加したが、元国語教師として、この1ヶ月余のことを10字以内でまとめると以下の通り。...

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街中の小さな書店を残したい

 9月18日に大阪の隆詳館書店でトークショーに参加させてもらい、店主の二村知子さんとノンフィクションライターの木村元彦の3人で、沖縄戦や教科書問題、基地問題などについて話した。  隆詳館書店では、著者を招いてのトークイベントを300回以上開催しており、地域から文化を発信するその姿勢に感銘を受けた。街中から次々と書店が消えていってる時代に、書き手と読者にとって、それがどれだけ有り難いことか。...

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10月21日の海上行動

 21日(月)は午後からカヌー3艇と抗議船1隻(不屈)で海上行動を行った。  午後1時27分にカヌーで松田ぬ浜を出発し、K3護岸を過ぎたところまで漕いで不屈に乗り込み、大浦湾に向かった。  途中、K8護岸ではランプウェイ台船が4隻接岸し、仮置き用土砂の陸揚げを行っていた。...

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衆議院選挙さなかの辺野古新基地建設に抗議

 23日(水)は午前11時51分頃、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ新工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  33人の市民がゲート前に集まり、座り込んだり歩道でプラカードを掲げて新基地建設反対を訴えた。  10月下旬だというのに沖縄は、昼間30度を超す日が続いている。地球温暖化が次世代に与える影響を考えれば、新たな米軍基地建設に予算を浪費する余裕などないはずだ。...

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10月23日(水)の辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

 写真は10月23日午後1時26分頃に撮影した辺野古側埋め立て工区の様子だ。  新工事用ゲートから入ったダンプトラックが、仮置き用の土砂をK3護岸の近くに下ろしていた。  K3護岸近くの土砂は色が灰色に見え、他の場所の赤土(国頭マージ)とは違う。沖縄島中南部の土(ジャーガル、島尻マージ)の可能性はないかと気になったが、島尻マージは本部半島でも出るので、そちらなのだろう。...

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みーにし(新北風)吹く季節に

 みーにし(新北風)が吹いて、沖縄も秋が深まりつつある。  家の近くの電柱には、毎日のようにサシバが羽を休めて、チンピ―とどこか物悲し気な声で鳴いている。  庭の池には赤とんぼがやってくるが、仲宗根政善著『沖縄/今帰仁方言辞典』(角川書店)によれば、赤とんぼを「あゕーㇵけーヂャ」と言うらしい。...

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ガット船による土砂搬入とサンゴ移植の再開に抗議

 12日は午前中、カヌー8艇と抗議船2隻(平和丸、ぶるーの船)で海上行動を行った。  午前7時59分頃、カヌー7艇で松田ぬ浜を出発した。7艇でK3護岸付近まで漕いだあと、平和丸に乗り込んで大浦湾に出た。もう1艇のカヌーは遅れて合流した。  この日は朝、ガット船3隻(第百三十六伊勢丸、栄雄丸、かいおう丸)が埋め立て用土砂を積んで大浦湾に入った。...

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ガット船とサンゴ移植への抗議行動/K5護岸付近に土砂投入開始

 13日(水)はカヌー10艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。  午前8時頃、カヌーチームは松田ぬ浜を出発した。K3護岸を過ぎたあたりまで漕いで平和丸に乗り込み、長島の間を抜けて大浦湾に出た。  この日は朝、ガット船2隻(第八丸喜丸、marumasa7号)が大浦湾に入った。  いつものように航路近くで待機し、ガット船が入ってくるのに合わせて抗議行動を展開した。...

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辺野古新工事用ゲート前で資材搬入に抗議

 18日(月)は午前11時53分頃、名護市辺野古の新工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  30人ほどの市民がゲート前に集まり、座り込みやプラカードを掲げて新基地建設に反対した。  11月の後半に入ったが、沖縄はまだ半袖で過ごせる。先々週から雨の日が多かったが、今日は青空も見えた。  海の方は風が強く荒れていたので、この日の海上行動は中止となった。...

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航路でガット船に抗議/K9護岸外側のサンゴ移植作業ほか

 20日(水)はカヌー5艇、抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。  カヌーチームは午前7時55分頃、松田ぬ浜を出発した。  K3護岸とK4護岸の角付近まで漕ぎ、平和丸に乗り込んで大浦湾に向かった。  20日は朝、ガット船3隻(第八高砂丸、國喜18、進朋)が大浦湾に入った。...

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タイワンハブの生命力

 21日(木)は午後、家の裏の草刈りをしていたら、突然、足元からタイワンハブが這い出してきて、目の前を移動していった。  細長いサンカクチブル(三角頭)に模様から、すぐにタイワンハブだと分かった。  いきなり目の前に現れたので余裕がなく、手に持っていた鎌で反射的に切りつけたら真っ二つになった。  切れた頭の部分は這って逃げていき、残った尾の部分を持つと勢いよくくねっていた。...

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辺野古新工事用ゲート前抗議行動

 12日(金)は午後2時55分頃、名護市辺野古の新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。  17人の市民がゲート前に集まり、座り込みや歌声、プラカードを掲げて資材搬入に抗議した。  今日は数人の若者が取材に来ていたが、現場の様子を自分の目で確かめ、話を聞く姿勢を大事にしてほしいものだ。...

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