書評/石井暁著『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』(講談社現代新書)
以下の書評は2020年3月10日発行「監視社会ならん!通信」29号に掲載されたものです。 2013年11月27日、共同通信社会部から1本の記事が配信された。翌日、同社加盟31紙がその記事を1面トップで掲載した。記事の内容は、陸上自衛隊内に総理大臣や防衛大臣も知らない秘密の情報部隊があり、海外で情報収集活動を行っている、というものだった。...
View Article世界史的な転換点/軍事費削減し感染症対策に
以下の文章は、2020年4月29日付琉球新報に〈世界史的な転換点/軍事費削減し感染症対策に〉という見出しで掲載されたものです。 沖縄県民の命と健康は、日本政府と沖縄防衛局にとって、こんなに軽いものなのか。辺野古新基地建設や普天間基地からの泡消火剤流出事故をめぐる動きを見ていると、その思いが強くなる。...
View Article工事再開は許されない/羽地内海のランプウェイ台船と相思樹の花
6日(水)は午後から大浦湾や羽地内海に行き、辺野古新基地建設工事の再開に向けた動きがあるかどうかを見てきた。午後4時頃、大浦湾ではガット船やランプウェイ台船の姿はなかった。...
View Article5月7日の大浦湾、松田ぬ浜、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子
連休明けの5月7日(木)は、午前11時50分頃と午後3時過ぎに、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船やガット船はまだ姿を見せず、民間の警備船や漁民の警戒船が海に出ているくらいだった。 風が強かったが、五月晴れのもと、海の色が美しかった。工事が中断している静かな海で、ジュゴンが海草を食みにやってきてほしいものだ。この海の色を見ていると、工事の再開を許してはならないと強く思う。...
View Article5月8日の大浦湾と羽地内海の様子
8日(金)は午後3時5分頃、大浦湾の様子を見に行った。まだランプウェイ台船やガット船の姿はなく、午後3時を回っていたせいか、民間の警備船や漁民の警戒船も引き揚げたようだった。 午後4時28分頃、CH-543E大型輸送ヘリが5機編隊で、大浦湾上空を飛行していた。辺野古の集落上空は爆音がうるさかっただろう。...
View Article5月9日の大浦湾、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子
5月9日(土)は午後4時半頃、大浦湾の様子を見に行った。ランプウェイ台船やガット船は姿を見せておらず、静かな海が広がっていた。 午後4時47分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。重機類はかたづけられたままで、目立った変化はなかった。...
View Article羽地内海の屋部3号とパパヤー
今帰仁に帰ろうとマリー道を通ったら、羽地内海の湧川寄りにランプウェイ台船・屋部3号が停泊していた。屋部土建の作業船が並んで停泊している場所で、少し足を伸ばせば見つかる場所なのに、注意が足りなかった。 夜、名護に戻る時にも確認したが、同じ場所にあった。来週以降の動きも注意して見ておきたい。...
View Article5月11日の大浦湾と辺野古側埋め立て工区の様子
5月11日(月)は午後3時24分頃、大浦湾の様子を見に行った。ランプウェイ台船やガット船は、まだ姿を見せていない。 沖縄はスーマンボースー(梅雨)入りしたが、午後は雨がやんで海は穏やかだった。 ちょうど作業和船が海保の浮き桟橋の所に戻ってきて、クレーンで船を吊り上げ、陸に片付けていた。...
View Article5月12日の大浦湾、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子
12日(火)は午後1時7分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船やガット船の姿はまだ見られなかった。 作業和船やタグボートが汚濁防止膜の所で作業を行っていた。潜水作業も行われていて、クレーン付き台船のクレーンも立っていた。汚濁防止膜の一部を交換したか、点検・補修したかだろうと思う。...
View Article5月13日の大浦湾と羽地内海の様子
13日(水)は午後2時16分頃、大浦湾の様子を見にいった。梅雨の合間の好天で、ランプウェイ台船やガット船のない海は気持ちいい。この時間帯は作業和船も見られなかった。 午後2時46分頃、羽地内海の様子を見ると、屋部5号は位置を変えて、湧川寄りの方に停泊していた。屋部3号の姿は前日に続きなかった。
View Article5月14日の大浦湾と羽地内海の様子
14日(木)は午後4時9分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ランプウェイ台船やガット船は姿を見せておらず、民間の警備船や漁民の警戒船が海に出ているだけだった。 例年なら、明日の5・15に向けて平和行進が行われており、辺野古を出発する東側コースを歩いている。今年は新型コロナウイルスの影響で、行進も県民集会も中止となった。...
View Article沖縄防衛局への申し入れ/辺野古新基地建設を中止し、予算を新型コロナ対策に回せ!
15日(金)は午後2時から沖縄防衛局に対し、辺野古新基地建設問題を考える辺野古有志の会とティダの会で、〈辺野古新基地建設計画を中止し、莫大な予算を新型コロナウィルスの感染防止、医療、福祉、雇用、教育などの対策費に回すことを求める要請〉を行った。以下に要請文を紹介したい。...
View Article台風対策と羽地内海に避難しているガット船、ランプウェイ台船
16日(土)は朝、海上行動のメンバーが久しぶりにテント2に集まって、台風対策を行った。 その前後に、松田ぬ浜や辺野古側埋め立て工区の様子を見たが、湿った南風が吹いて霧が立ち込め、視界が悪かった。工事の中断が続いており、午前10時前の段階で作業の動きは見られなかった。 午前10時6分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。こちらも霧が出ていて、動いているのは民間の警備船くらいだった。...
View Article5月18日(月)の大浦湾、辺野古側埋め立て工区、羽地内海の様子
18日(月)は熱帯的気圧の影響で、名護市もお昼頃まで雨が降り続いた。雨が上がった午後4時42分頃、大浦湾の様子を見に行った。民間の警備船を含めて船影は見えず、雨上がりの静かな海の景色が広がっていた。 工事が止まって、静かな海の底でジュゴンが海草を食べているかもしれない。工事を再開させないために、全国で声を上げてほしい。...
View Articleナイチャー記者のたわごとに反吐をもよおす。ウチナーぬ歴史やうったーかってぃるやがやー。
5月18日付沖縄タイムス電子版の「大玄小玄」というコラムで、阿部岳という記者が「復帰か返還か奪還か」という文章を書いている。内容の余りのひどさに反吐をもよおした。このナイチャー記者は、沖縄タイムスの先輩記者である新川明や川満信一の著作を読んだことがあるのだろうか。「沖縄奪還」を掲げた党派もあったが、そういう事実を知っているのだろうか。...
View Article辺野古新基地建設が強行されている沖縄島北部の現実
5月18日付琉球新報の1面に〈北部 医療格差に悲鳴/「装具も人も足りない」/負担増、地域の医師奮闘〉という見出しの記事が載っている。沖縄島北部地域の医療の実態が報告されている。 〈北部の医療施設は約60。開業医だけで220を超える中部や那覇と比べると圧倒的に少ない。1院でも閉鎖すると、他の診療所に患者が集中し悪循環が続く〉...
View Article5月19日の大浦湾、羽地内海の様子
沖縄は梅雨の雨が続いている。19日(火)は午後3時58分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。雨にかすむ大浦湾にまだランプウェイ台船やガット船は姿を見せていない。護岸や陸上部での動きも見られなかった。 午後4時25分頃、羽地内海の様子を見に行った。大浦湾に埋め立て用土砂を運ぶガット船や、陸揚げに使用するランプウェイ台船はまだ羽地内海にとどまっていた。...
View Article5月20日の羽地内海の様子
20日は午後1時23分頃、羽地内海の様子を見に行った。晴れて海も穏やかで、移動するにはいい日和だったが、ガット船は引き続き停泊していた。 ランプウェイ台船・屋部3号と5号は、屋部土建の船舶の停泊地でメンテナンス作業を行っていた。梅雨の合間の晴天を利用しているのだろうが、錆を落としているのか、ハンマーで船体を叩く音が響いていた。 両船とも土砂が載っているが、横から見ては分からないほどで、量は少ない。
View Article5月21日の羽地内海の様子
21日(木)は午後4時3分頃、羽地内海の様子を見に行った。昨日の晴れ間は1日だけで、また梅雨空に戻ったが、波風は穏やかだった。先週末に避難してきたガット船は、そのまま羽地内海にとどまり続けている。...
View Article5月22日の羽地内海の様子
22日(金)は午後4時半頃に羽地内海の様子を見に行った。沖縄は朝から雨が降り続いていて、奈佐田川から汚濁水が流れ込み、赤土汚染がひどかった。今に始まったことではないが、改善されることもなく何十年も赤土流出がくり返されている。 大浦湾に土砂を運ぶガット船10隻は、羽地内海に停泊したまま週末を迎える。 ランプウェイ台船・屋部3号と5号も、屋部土建の停泊場所に繋がれたままだった。...
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