18日(月)は熱帯的気圧の影響で、名護市もお昼頃まで雨が降り続いた。雨が上がった午後4時42分頃、大浦湾の様子を見に行った。民間の警備船を含めて船影は見えず、雨上がりの静かな海の景色が広がっていた。
工事が止まって、静かな海の底でジュゴンが海草を食べているかもしれない。工事を再開させないために、全国で声を上げてほしい。
午後5時前に、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。先週から、特に変わった様子はなかった。
キャンプ・シュワブの高台に赤土が山と積まれている。連日の雨にもかかわらず、ブルーシートで被うこともない。米軍基地内であっても、県の赤土等流出防止条例を守らなければいけないはずだ。
沖縄防衛局は、建設業者に何の指導もしていないのだろう。こういうことがまかり通っていいのか。沖縄県は現状を把握し、強く指導しないといけない。もとより、沖縄防衛局と建設業者は、すぐにブルーシートで被うべきだ。
午後5時37分頃、羽地内海回って様子を見た。ガット船10隻は、まだ羽地内海にとどまっていた。
停泊していたのは、寿鷲丸、第百三十六伊勢丸、第八そうほう丸、marumasa1号、marumasa2号、第二十八旭丸、神峰、第八藤進、航安丸、marumasa3号の10隻だが、前の6隻は土砂を積んでいて、あとの4隻は空の状態である。
いずれの船も積載量は2000トン未満で、大浦湾に来るガット船の中では、比較的小さなものだ。2000トン以上の船は羽地内海に入らず、別の場所で待機したのだろう。
埋め立て工事が中断してから1か月ほどになる。再開はランプウェイ台船とガット船が大浦湾に入ることによって始まる。引き続き注意しながら様子を見ていきたい。
5月に入って沖縄では、新型コロナウイルスの新たな感染者が出ていない。沖縄のような島しょ地域は、船と飛行機で移動してくる人のチェックが重要となるのだが、問題は米兵だ。世界最大の感染大国から移動してくる米兵のチェックに関して、日本政府はどれだけ把握しているのか。
米国に何の注文もできず、米軍の勝手に任せているのではないか。空母4隻で新型コロナウイルスの集団感染が発生するという、ずさんな管理体制しか敷けないのが米軍の実態だ。「新しい日常」といったところで米軍には通用しない。新型コロナ対策まで、米軍は治外法権か。