13日はゲート前で水曜大行動が行われ、カヌーや抗議船のメンバーも多くが参加したので、海上行動はいつもより遅く開始された。午前10時20分頃、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発し、長崎の岩場に入って周辺で作業がないかを確かめてから長島に向かった。
この日は午前中、カヌー10艇が長島周辺からすぐにフロート内に入ってスパッド台船をめざした。海保に拘束されて松田ぬ浜に戻され、昼食をとったあと、午後は大浦湾に出てフロート沿いに停泊したり、漕いだりしながら作業の様子を見た。
13日はスパッド台船と緑のクレーン付き台船ともに海底ボーリング調査が行われていた。クレーン付き台船では作業員が掘削棒の台座の上にのぼって作業をしているのを確認できた。
水曜大行動により陸上での工事は止まっていた。こういう日を週に2度、3度と増やしていきたいものだ。多くの人がゲート前に集まれば、海底ボーリング調査の作業員が乗った車両も止めることができる。
この日は午前と午後の2回、長島のそばからフロート内に入り、スパッド台船をめざしたが、近くまで行けずに海保のゴムボートに拘束されている。一昨年の夏、小型のフロートが一重に張られていた頃に比べれば、三重、四重にフロートやオイルフェンス張られた今の状況は、難易度に格段の差がある。
これだけフロート、オイルフェンスが張られ、なおかつカヌーで海保の動力船を相手にしているのだから、スパッド台船に行くのは容易ではない。岩場近くの狭い範囲を海保のゴムボートを交わし、全力で漕ぐのも、見た目ほど簡単なことではない。
13日は風、波ともに穏やかだったが、曇り空が続いて沖縄も冷え込んだ。カヌーは海に落ちなくても、長時間乗っていると下半身が濡れる。しばらくは寒い日が続くようだが、風邪をひかないように注意しつつ、海でも陸でもベストを尽くしてやるしかない。頑張りましょう!