９日は水曜大行動が行われ、作業車が入る旧ゲートは参加者で埋まっていたので、新ゲートの前で米軍車両に対して抗議行動をおこなった。Ｙナンバー車両にも抗議し、車道で止めたと機動隊が出てきたので、少しもみ合いとなった。歩道に押し上げられたあとは、ゲート前で抗議をくり返した。
ゲートの前では座り込みで、作業車両が入れない状態を作り出した。午前中それを持続し、作業を止めた。
沖縄戦を体験したＳさんが、肉親が犠牲となった自らの体験を語っていた。２歳の妹が砂糖という日本兵に首を絞められて殺された、という話に涙ぐむ人もいた。長男はペリリュー島、次男は特攻隊の生き残りだったという。殺された家族の無念の思いを込めて歌を歌っていた。
午後から所用があったので、午前１１時頃にゲート前から引き揚げた。名護の市街地に戻る途中、大浦湾の様子を見た。米軍のリゾートビーチ近くの浜には人影がなく、仮設道路建設を行うバックホーなどもなかった。
２基のスパッド台船や３隻のクレーン付き台船も作業をしている様子はなく、緑のクレーン付き台船は停泊場所を変え、元の位置には掘削棒らしきものが残されていた。水曜大行動が成果を上げている。この取り組みがなければ、平日なのだから当然、作業が行われている。
工事に対しても、米軍に対しても、思うようにさせてないようゲート前に集まりましょう。