11日は午後から久志区公民館で桜井国俊さんの講演会が開かれたので参加した。新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会主催で、桜井さんにはこれまで何度か講演会をお願いしている。今回も快く引き受けてくださり、沖縄県第三者委員会の一員として検証した立場から、辺野古埋め立て承認の瑕疵について話していただいた。
キャンプ・シュワーブ・ゲート前の総合大核をはじめ、埋め立て承認を巡る桜井さんの講演を聞くのは三度目だが、第三者委員会で行われた議論の要点をまとめ、仲井真前知事が行った辺野古埋め立て承認の問題点をわかりやすく列挙している。翁長雄志知事による承認取り消し決定が13日にも行われようとするなか、今後どのような展開が予想されるかについても話されていた。
桜井さんは第三者委員会の委員を務めた者の責任として、委員会が下した結論について県民に積極的に説明している。ゲート前総合大学の講演はユーチューブで見られるが、これからも各地で学習講演会が開かれると思うのでぜひ聴いてほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=gXkuq4hO-m8
久志公民館の庭の木でクロイワツクツクがかまびすしく鳴いていた。すぐそばまでカメラを近づけても逃げない。やんばるではオオシマゼミも鳴いていて、その声を聴くと小学校の運動会を思い出す。秋も深まり、曇るとカヌーでは濡れた体が肌寒くなりつつある。翁長知事の承認取り消しを前後して何か動きがあるか、警戒感が高まる。