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Channel: 海鳴りの島から
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カヌーで直接抗議できる期間にぜひ行動を!

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 19日は午前9時20分頃に、カヌー16艇と抗議船3隻が瀬嵩の浜を出発した。最近は希望者は船に曳航してもらい現場に向かっているのだが、全体的に漕ぐ量が減っているのが気になる。安全や体力に配慮するのは当然だが、少しくらいの向かい風や波なら、それに抗って漕がないとカヌーを漕ぐ力はつかない。それどころか、漕がないと現在の力を維持することもできない。

 日曜日のカヌー教室は最低限の技術を身につける場にすぎない。それから先は自分で心がけて1分でも多く漕ぎ、技術を身につけるよう努力するしかない。どれだけ思いがあろうと、それを実現するためには技術、体力、経験が必要であり、海をなめたら死につながる、ことを常に自分に言い聞かせている。自分の安全を保つためにも、スパッド台船を目ざすためにも、時間を惜しんでカヌーの練習に励むしかない。

 フロートから2番目のスパッド台船の掘削棒が抜かれていた。ボーリング調査を終えて、近日中に次の場所に移るかもしれない。1番手前の台船もいつ移動してもおかしくない。フロートからの距離を考えれば、カヌーで抗議できる期間は限られている。そのことを念頭に置いて、忙しいとは思うが海上抗議行動に参加してほしい。調査期間が8月まで延びたといっても、調査地点に迫れる期間は限られている。

 19日は午前中に1度、13艇のカヌーがフロートを越えてスパッド台船を目ざした。保安官が飛びこんでカヌーを拘束する準備をして、ゴムボートが待ちかまえている。カヌーチームが目ざす場所はスパッド台船なので、最終的にはその前で待ちかまえていればいい。

 軍事の世界では、攻める側は守る側の3倍の兵力が必要とのことだが、それを考えればカヌーチームの力不足は否めない。フロートの中に入って果敢に攻めるメンバーがもっと必要である。これまで参加してきた皆さんに、ぜひもう一頑張りしてほしい。慰霊の日を前に、翁長知事や名護市長の中断要請を無視して調査を強行し続けていることを許してはならない。

 午後は風が強くなり、海面に白波が立ち始めたので、全体で相談した上で海上抗議行動は中止となった。自然の力には勝てないが、自分に今できることを頑張りましょう。

 


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