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4重フロートにも負けず、海保の弾圧にも負けず、移動するスパッド台船への抗議行動を展開。

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 前日9日の午後、瀬嵩側のフロートに1番近いスパッド台船から掘削棒が抜かれた。同スパッド台船の移動が行われると考え、10日はいつもより早めに集合した。カヌーチームは午前8時15分過ぎに瀬嵩の浜からカヌー18艇が抗議に出発した。

 フロート近くまで漕いで抗議船3隻と合流すると、移動のため作業台を下げ始めていた。その様子を見ながら台船上にいる中央開発の下請け作業員や、海の破壊と新基地建設ためにかり出されている海上保安庁の保安官たちに、沖縄にこれ以上基地を押しつけるな、海を壊すな、作業を止めて、など抗議の声を上げた。

 抗議船がフロートを押すとスパッド台船にかなり近づく。それを防ぐために海保のゴムボートが押し返す。そういう攻防がくり返されるなか、スパッド台船の作業台がかなり下がった。タグボートが近くまで来たので、カヌーが次々にフロートを越えてスパッド台船を目ざした。

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 行動の最中は写真を撮れない。スパッド台船のそばまで行ったメンバーもいたが、台船の前で防御していた海保に拘束された。4重のフロートも、むしろ入りやすいというほどカヌーメンバーは力をつけている。各班、各自で工夫を凝らし、次々とフロートを越えて行き、海保に拘束されたあとも台船の作業員に向かって抗議の声を上げ、ゴムボートからさらに海に飛び込むメンバーもいた。

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 海保のゴムボートで瀬嵩の浜まで運ばれ解放された。スパッド台船の移動が始まったとの連絡を受け、抗議船に乗って急いでフロート付近まで戻った。台船が移動する際は、4本のスパッドを上げて海底から離し、タグボートで引かれていく。そのためスパッドが揺れてカランカランと作業台とぶつかる音がする。各班で急いで体制を整え、フロートを越えて台船を目ざした。

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 1回目の抗議の際、カヌーメンバーの1人が海保に拘束されるとき体を打ち、海水を飲むなどして救急車で搬送された。さいわい軽いケガですんだが、カヌーを転覆させたり、ゴムボートをぶつけるなどの海保の弾圧がくり返された。

 なぜカヌーメンバーが体を張ってここまでやらないといけないのか。それは名護市民や沖縄県民が民主主義のルールに則って選挙で示した民意を、日本政府・防衛省・沖縄防衛局が踏みにじっているからだ。翁長知事、稲嶺市長が再三求めている作業の中断がなぜなされないのか。ここまで露骨に行われている沖縄差別、基地押しつけに泣き寝入りできるか。

 沖縄人は余りにもおとなしすぎる。だから日本政府にも米軍にもなめられる。うしぇーてぃやないびらんどー、と口にするのであれば、それなりの行動をしなければならない。翁長知事や稲嶺市長にゲタをあずけてはいけない。米政府高官は沖縄人の動向を見ている。彼らが一番怖れているのは、沖縄人が心底から怒り、沖縄の米軍基地が自由に使えなくなることだ。机上の議論で問題は解決しない。

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 島ぐるみ会議のみなさんが瀬嵩の浜に応援に来ているのを怖れて、カヌーメンバーを乗せた海保のゴムボート2隻が浜に近づこうとせず、強い日差しのなかいたずらに拘束を長引かせた。島ぐるみのみなさんがゲート前に戻るために浜から県道に上がってから、やっとゴムボートが浜に近づいてカヌーメンバーが解放された。

 浜に近づきすぎるとゴムボートが取り囲まれる、と海保の現場指揮官は怖れているようだ。自分たちがやってきたことが、沖縄県民の怒りを呼んでいることを自覚しているわけだ。人命救助ではなく、市民への弾圧を命令され、海保の保安官の中には、疑問や不満を抱いている人もいると思う。ぜひ思考停止せずに、自分たちの行為が沖縄県、名護市の将来にどう影響するかを考えてほしい。

 カヌーメンバーが浜に戻されたあと、抗議船がカヌーを運んできてくれた。10日はこのあと瀬嵩の浜で昼食をとり、午前中で抗議行動を終えた。

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 カヌーの片付けや1日の行動を総括するミーティングを終えて、午後2時45分頃、辺野古弾薬庫近くのゲートから見ると、移動したスパッド台船の周りを作業船がフロートで囲んでいた。そこで新たなボーリング調査をおこなうようだ。写真ではクレーン付台船の右側手前にあるスパッド台船が移動したもの。

 フロートから100メートル以上離れると、海保の弾圧があるなかで、スパッド台船への抗議はさらに難しくなる。それでも、今できることの最善は尽くしたい。第3ゲートから見える海が埋め立てられ、MV22オスプレイが飛び交い、強襲揚陸艦が出入りする。そういう風景は見たくないと思う人は、ぜひ辺野古で抗議行動を起こしましょう。


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