16日は宜野湾市に行き5・15平和行進に参加した。宜野湾市役所の駐車場に集まって集会を開いたあと、午前9時半に南北2コースに分かれて出発。普天間基地を包囲するようにして国道58号線に出ると、宜野湾市海浜公園まで歩いた。
「監視社会ならん!市民ネット沖縄」のメンバーと一緒に北ウイングのコースを歩いた。宜野湾市役所を出て北上し、普天間基地の野嵩ゲート前を通って普天間三叉路へ。西進して国道58号線に出たあとは南下し、宜野湾市海浜公園まで歩いた。途中、普天間高校の生徒たちや商店街の皆さんの声援を受け、適度に風もあって気持ちのいい汗を流した。
高齢者の介護施設の前を通ったとき、2階の窓ガラス越しに数名のお年寄りが熱心に手を振っているのが見えた。沖縄戦から70年、当時成人だった人は90歳を越し、10歳だった人も80歳になっている。その皆さんはまた、米軍支配下の沖縄で復興のために苦労してきた人たちでもある。50年代、60年代に「復帰行進」に参加した人もいたかもしれない。2階を見上げて手を振りながら、胸に迫るものがあった。
海浜公園に着くと、野外劇場で「復帰43年 第38回 5・15平和行進集約集会」が開かれた。例年は県民集会なのだが、今年は翌17日にセルラースタジアムで「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」が開催されるので、「集約集会」として短めにまとめたとのこと。それでも南北2コースで2600人(主催者発表)の参加があった。
県内紙電子版の報道によれば、大浦湾では浮き桟橋が再設置されたとのこと。台風7号が小笠原方面に向かったので、海底ボーリング調査の再開に向けて、フロートやオイルフェンスの設置が次に行われるだろう。しかし、日本政府・防衛省は沖縄県民大多数の意思を尊重して調査を中断すべきだ。