15日はいよいよ海上作業が再開されるということで、25艇のカヌーが海上にくり出した。船やゴムボートのサボートを得ながら大浦湾に向かい、浮き桟橋が設置される場所で待機した。午前8時40分頃、未明にゲートから入ったクレーン車が姿を見せ、オイルフェンスを下ろし始めた。
海上保安庁のゴムーボート6隻と船数隻が弾圧態勢を敷くなかで、オイルフェンスに続いて作業船を海に下ろし始めたのを目にして、それを阻止するためにいっせいに行動を開始した。海域はカヌーと海保のゴムボートが入り乱れる状態となった。最終的には19艇が海保に「確保」=不当拘束されたが、この間の暴力的弾圧にもひるむことなく、ゴムボートの上でも粘り強く抵抗を続けた。
不当拘束により海保のゴムボートの上で1時間以上費やしたが、解放されてから昼食をとり、午後、再び現場に戻って様子を見た。午後は曇って風と波が出てきたので、浮き桟橋の設置作業が一時中断していた。しかし、隣接する米軍のプライベートビーチでは午前に引き続き、オイルフェンスを海に引き出せるように浜辺に並べる作業が進められていた。
辺野古崎の南側、米軍の娯楽施設がある場所でも同じオイルフェンスの準備が行われていた。これまで使ってきた浮き玉式のフロートはカヌーチームに簡単に越えられてしまうので、新たに用意したものらしい。16日にはその設置作業が行われるはずで、カヌーチ-ムと船、ゴムボートによる阻止行動が取り組まれる。やれるかぎりのことをやる。それ以外にない。