13日は県内メディアの報道で浮き桟橋の設置が言われていたが、海上保安庁の巡視船やゴムボートはまだ辺野古に集まっていなかった。それでも海上での作業再開に緊張が高まるなか、カヌー23艇とゴムボート1艇が松田ぬ浜を出た。時折日が差してくれたのは有り難かったが風が強く、浜を出たあと途中から船で曳航してもらった。
浮き桟橋の設置場所には作業員や海保の姿はなく、クレーン車なども用意されていなかった。一部残ったフロート付近で様子を見守り、作業の動きがあればすぐに行動できるよう警戒を続けた。
浮き桟橋設置の動きが見られなかったので、一部のメンバーで警戒を続け、残りのメンバーは大浦湾でカヌーの練習を行った。風と波が強まってなかなか前に進めず、苦労したメンバーもいたが、これからの抗議行動はカヌーを漕ぐ力が問われる。みな忙しいなか時間をやりくりして参加しており、時折、大きなうねりでカヌーが上下に揺さぶられるなか、必死に練習をしていた。
お昼になり、船で曳航してもらって平島で昼食をとった。波が荒れて海上での待機は大変なので、船で仮設桟橋設置予定の場所を観察してもらい、カヌーチームは平島で待機した。長島では海上保安庁のゴムボート2隻が停泊していたが、これはいつもいるゴムボートと思われる。
平島の岩場に咲いている花。黄色いのはウコンイソマツのようだが、白い花は何というのだろうか。
午後も浮き桟橋設置の動きが見られなかったので、午後3時頃、松田ぬ浜に戻った。辺野古崎には監視カメラが設置された柱が林立し、解体工事が進められていたアスベスト使用の兵舎は3棟とも解体が終了していた。
13日は特に動きがなかったが、明日以降、浮き桟橋やフロートの設置などの作業が始まるのは時間の問題である。ゲート前では資材搬入を阻止するために24時間の監視体制に入っている。さらに「殺人鉄板」の上に座り込んで阻止行動を続けている。
辺野古新基地建設反対の民意は、沖縄県知事選挙や衆議院選挙で明白に示されている。それを踏みにじろうとする日本政府・防衛省に対して、沖縄県民がいまやらなければならないのは、キャンプ・シュワブのゲート前で埋め立て工事用の資材を止めることだ。
1日1時間でも、週に1回でも参加する県民が増え、ゲート前を人で埋めることができれば工事は進められない。そこまでやらなければいけない瀬戸際に、沖縄県民は立たされている。「沖縄建白書を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」が15日から当面の間、毎日バスを辺野古に出すことが報じられている。
http://www.okinawatimes.co.jp/
ぜひご参加を!