25日は午前中用事があったので、お昼過ぎからキャンプ・シュワブ・ゲート前の抗議行動に参加した。50~60人ほどの参加者があり、テントの下では全国各地から参加した皆さんのリレートークが行われた。県出身で北海道在住の医師・大城さんと中部の病院勤務の中里さんの2人の医師が、ボランティアで血圧測定を行っていた。
25日から那覇市の桜坂劇場で藤本幸久・影山あさ子監督『圧殺の海 沖縄・辺野古』の上映が始まったとのことで、両監督のあいさつがあった。前日に続き、午後からゲート前に応援に来たカヌー隊のあいさつもあった。手作りの弁当の差し入れもあり、多くの人の支援に支えられて現場での取り組みが進められている。
ゲート前でのデモやシュプレヒコールでは、アスベスト問題への抗議と追及が続いている。沖縄県警のバスから機動隊員が降りて弾圧の準備態勢が取られたが、工事車両を通したこともあって、前日のような暴力的弾圧はなかった。
仮設ゲートの向こうには今も「殺人鉄板」が赤錆びた状態で敷かれている。沖縄防衛局の県民に対する悪意の象徴であり、県民の安全など二の次であるという姿勢は、アスベスト問題にも共通する。いや、そもそも県民の安全に配慮するなら、米軍施設の過剰な集中もなければ、新たな基地の建設もないだろう。沖縄県民の命は最初から軽視されている。それだから沖縄差別という言葉がしきりに言われるのだ。
26日(日)はゲート前行動はなく、辺野古海岸のテント村で抗議行動が取り組まれます。カヌー隊の活動も休みで、カヌー教室は行われません。週明けからゲート前での抗議行動が再開されますが、アスベスト問題に引き続き強い姿勢で臨むとのことで、多くの人が参加してほしい。現場での強い取り組みがあってはじめて、辺野古新基地建設問題が県知事選挙でも焦点化します。