23日はいつものように朝、カヌーで辺野古の浜を出た。海上に一部残ったフロートの修復作業は行われておらず、浜にも作業船の姿はなかった。午後、大浦湾側の海岸に4隻の作業船が陸揚げされているのが確認できたので、昨日のうちにそこに移ったのかもしれない。連日、カヌー隊の抗議によって作業を行えず、かつフロートのアンカーがサンゴを破壊していたことが新聞記事となったこともあって、23日の修復作業はあきらめたようだ。
とは言っても、船でいつでも引き出せるように陸上でフロートが整備されれば、再設置にはそれほど時間がかからない。特に次の海底ボーリング調査が行われる大浦湾側の動きに注意し、明日以降も新基地建設に向けたいっさいの作業を許さないための取り組みが行われる。
フロート内に作業船がなかったので、2チームに分かれてカヌーの練習をした。1チームはフロート周辺で作業の動きがないかを警戒しながら練習をした。もう1チームは辺野古崎まで漕いで平島で休憩し、平島と長島の間を抜けて大浦湾で練習をした。風が強く、不規則な波が多くて漕ぎづらい分、いい練習になった。
いつ大型のスパッド台船が来ても対応できるように、大浦湾での練習に力を入れる必要がある。大浦湾から長島の間を抜けてフロートの方に向かい、2チームが合流して辺野古の浜に戻った。
昼食後、午後は船に曳航してもらって瀬嵩の浜まで行き、辺野古崎を目ざして漕いだ。まだ練習回数が浅いメンバーもいるので追い波を利用し、全員が無事に漕ぎきった。長距離を漕ぐことで力も自信もつく。バディとチーム全体で安全確認をしっかり行い、船とゴムボートでサポートしてもらっている。
最近は、カヌーを体験してみたい、という人が増えているが、カヌー隊はあくまで海上での抗議行動を目的に結成されている。一定期間続けて活動するか、定期的に活動できることが条件であり、1日や2日という短期間だけ参加したい、というのはお断りしている。練習をしっかりやって、荒い波にも対応できないと、大浦湾での抗議行動には参加できない。ぜひ練習を重ねて、大浦湾での行動に備えてほしい。
キャンプ・シュワブのゲート前の行動も、23日はアスベスト問題をめぐって激しい動きが見られた。
http://www.qab.co.jp/news/2014102359431.html
参加した人の話を聞くと、県警・機動隊の弾圧がひどかったという。明日もゲート前で抗議行動が取り組まれるので、多くの人に駆けつけてほしい。