10月19日午前、辺野古新基地建設に反対する海上行動で、船長を務めていた染谷正国さんが、汀間漁港で事故のため亡くなった。19日は日曜日で船団やカヌー隊による海上行動は休みとなっていた。ただ、辺野古海域・大浦湾を見学する皆さんがあり、その案内のために染谷さんは出港の準備をしていたという。人を乗せて流れた船を追って、船長としての責任感から海に飛び込んだのだろうか。思いもかけない突然の死が、残念でならない。
20日は喪に服するために海上行動は中止となった。キャンプ・シュワブ・ゲート前の行動も、ふだんテントの柱にくくりつけてあるノボリはすべて下ろし、ゲート前のデモやシュプレヒコール、歌、などはいっさいやめて、静かにリレートークを行った。
月曜日で島ぐるみ会議の皆さんが大型バス2台でやって来た。韓国や波照間島からやって来た皆さんもいて、各地での活動や辺野古、沖縄の状況に対する思いを語っていた。島ぐるみ会議から染谷さんの死を悼んで白い花束が贈られ、全員で1分間の黙祷を行った。
前日から事故の対処に奔走していたヘリ基地反対協代表委員の安次富さんから、事故についての報告や通夜、告別式などの報告があった。染谷さんの遺志を受け継ぎ、その思いに応えるためにも、明日から海上とゲート前での行動を本格的に再開していく、という決意が述べられ、最後はガンバロー三唱で、つらい1日の行動を終えた。
https://www.youtube.com/watch?v=b639FFePUrA&feature=youtu.be
海上行動が中止となったので、ゲート前の行動に参加しながら、午前・午後と辺野古の浜から海の様子を見た。キャンプ・シュワブ内の浜では、作業員たちがバックホーを使って打ち上げられたフロートの片づけを行っていた。海では一部に残ったフロートの修復作業が行われていた。
明日から海上での抗議行動が再開される。安全確保に細心の注意を払いつつ、この海の埋め立てを許さないために頑張りましょう。染谷さんもそれを願っていると思います。