16日は今帰仁の実家に帰り、台風19号の後かたづけをやって来た。7月の台風で裏庭のベンシルー(グアバ)の木が傾き、隣家の敷地に上の枝がはみ出していたのだが、実がなっているからそのままにしておいていい、と言ってもらった。はみ出した分の実は隣家に差し上げることにし、これまで切らずにおいた。8・9月と実が熟ししだい収穫し、落ちた実はカタツムリやカナブン、オカガニなどのエサとなった。
10月になって実がほとんどなくなったので、台風19号が来る前にはみ出した枝を切り、ついでに伸びすぎた枝も切って、シークヮーサーやアセロラの木の下に片づけておいた。今日はその枝をさらに細かく剪定し、木々の下にしく作業のほか、庭や池の清掃や風で荒れたパッションフルーツの剪定などを行った。夕方作業を切り上げ、夜は別の用事のために名護に戻ったが、いろいろとやらなければならないことが多い。
11月16日の沖縄県知事選挙までちょうど1ヶ月となった。告示日は2週間後の10月30日である。選挙戦が本格化するにつれ、大浦湾の深場での海底ボーリング調査は難しくなる。8~9月の浅場での調査のように海上保安庁の暴力的弾圧に頼れば、嫌でも辺野古の新基地建設問題が選挙の争点となる。海保の暴力によって抗議する市民に負傷者が出れば、埋め立てを容認した仲井真知事の責任も問われる。
台風18号・19号がなければ、今頃大浦湾に大型スパッド台船を設置できていたのに……。沖縄防衛局はそう悔しがっているかもしれない。ただでさえ遅れている予定が、フロートの破損によってさらに遅れてしまった。調査開始が10月下旬にずれ込めば、まさに選挙戦の最中に、抗議するカヌーや船と海保が大浦湾で対峙することになる。
8割が新基地建設に反対する県民意思を踏みにじり、海保の暴力的弾圧に頼って調査を強行する安倍政権と、それと結託した仲井真知事。「負担軽減」とは名ばかりで、沖縄の中で基地負担をたらい回しにし、基地の固定化を図る者たちの実態を、海上での抗議活動は浮き彫りにする。
海底ボーリング調査を許さず、新基地建設を強行する安倍政権と、辺野古埋め立てを容認した仲井真知事にNO!を突きつけるために、海でも陸でも抗議行動をさらに大きくしていきましょう。現場での行動があってはじめて、辺野古の新基地建設問題と仲井真知事の公約破りが選挙の中心となります。