9日はお昼に琉球新報のホームページで県庁包囲行動の様子を見てから、キャンプ・シュワブのゲート前に行った。県庁包囲行動には主催者発表で3800人が参加したとのこと。新報のホームページでは録画が見られる。
http://www.ustream.tv/recorded/53742588
台風19号の影響で風が強く、ゲート近くに設けられたテントはブロック2個で柱を支え、重しにして風をしのいでた。いつも参加している皆さんも今日は県庁包囲行動に参加しており、本部町からやって来た皆さんなど20名ほどが、留守番ということでテントを守りながら交流し、国道を通る車に「新基地反対」「辺野古埋立阻止」を訴えていた。
午後は途中から、県庁包囲行動に参加した民医連の皆さんが辺野古までやって来て、ゲート前の座り込みに加わった。県庁包囲行動の報告や参加者のリレートークがあり、最後は全員で「沖縄を返せ」を合唱して、午後4時過ぎに抗議行動を終えた。
1年前、自分が何を言っていたかを忘れた振りして、仲井真弘多知事は辺野古新基地建設推進を明確にしている。普天間基地の危険性の除去を強調し、名護に危険を押しつけていることは無視してすませている。まるで北部=ヤンバルは人が住んでいないかのような扱いだ。普天間基地の固定化か辺野古「移設」か、という日本政府が設定した二者択一をそっくり受け入れて、ほかの選択肢はないかのように県民を欺く。それでいて「県外移設」は投げ捨てていない、と口にするのだから、仲井真知事はどこまで恥知らずなのだろうか。
稲嶺進名護市長の抵抗に直面して、政府・防衛省は当初の計画に狂いが生じ、埋立工法の変更を迫られている。本来なら慎重に審査すべきものを、仲井真知事は自らの任期中に設計変更申請を承認しようとしている。これに対しては、県内紙も社説で厳しく批判している。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-231136-storytopic-11.html
9日の県庁包囲行動は、仲井真知事の承認を許さないことを目的としている。しかし、自らが選挙で不利だと自覚すればするほど、この居直り知事は政府にご奉公をしようとするだろう。裸の王様の暴走を許してはならない。