15日は敬老の日で3連休の最終日だったが、いつも通り海底ボーリング調査に反対する海上抗議行動が取り組まれた。この日は波が高かったので、安全性を第一にして、辺野古崎南側のスパッド台船に対して抗議行動を行い、すぐに浜に戻った。
辺野古崎南側では、2台のスパッド台船が設置されて海底ボーリング調査が行われていた。そのうちの1台が13日に調査を終えて引き上げた。浅瀬での調査は最終盤になっている。このあとは深場での調査が開始される。新基地建設に反対する8割の県民世論を踏みにじり、海上保安庁に暴力的弾圧を行使させて、安倍政権は海底ボーリング調査を推し進めている。
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13日は月曜日の恒例となった「島ぐるみ県民会議」のバス3台による参加者が、辺野古の浜を訪れ、カヌー隊を激励してくれた。メディアの報道やインターネットを通して、海保によるカヌー隊への暴力的弾圧のひどさが、参加者にも広く伝わっている。海保や彼らに暴力を命じている安倍政権に対して怒りを示すとともに、ひるむことなく海に漕ぎ出しているカヌー隊に対し、みんなで支えていこうと、ねぎらいと励ましの言葉がかけられた。
昼食後、少し波は荒かったが、そういう中で漕がないと鍛えられないということで、新入りメンバーを含めて豊原の浜までカヌーを漕いだ。雷雲が出て雨が降りそうだったので、すぐに辺野古の浜に戻ったが、波に苦労しながら漕ぐことでいい練習になった。高校生も3名参加していて、いったん浜に戻ったあと、一部のメンバーが転覆練習をしている間、カヌーを漕いで楽しんでいた。若者たちや女性のカヌー隊参加者が多く、練習にも活気のある1日だった。
県知事選挙の候補者3名がそろったが、すべて保守系という沖縄の県知事選挙で初めての事態となっている。これから選挙に向けて県内政局は加熱していくが、すべてが選挙に収斂されるものではない。辺野古の海と陸で新基地建設反対の直接行動が盛り上がらない限り、埋め立て工事を止めることはできない。沖縄の将来を決めるのは県民一人ひとりの行動です。