2日(火)はヘリ基地反対協議会による申し入れが、午前中はサンゴの移植に関し沖縄県に、午後は以下の4点に関し沖縄防衛局に行われた。
・辺野古新基地建設の特別採捕許可(サンゴ移植)に関する申し入れ
・キャンプ・シュワブ海上における米軍の訓練に対する申し入れ
・米兵による少女暴行事件に満腔の怒りを持って抗議する!
・琉球セメント安和桟橋における交通事故について
対応する沖縄防衛局の職員は下っ端ばかりで、準備した回答を読み上げ、あとは言質を取られないように注意して時間が来るまでやり過ごせばいい、と考えている者たちだ。
誠意のない者たちを相手に事務的な話をしても、聞き流されるだけだ。
しかし、起こっている事態は重大なものであり、そのことへの怒りをきちんと示さなければならない。
日米安保条約があるから、日米地位協定があるから、中国の脅威があるから……、だから米兵が沖縄の女性に性的暴行をふるっていい、ということにはならない。
米軍が引き起こす事件・事故に関し、沖縄防衛局も重い責任を負っているのであり、他人事のようにやり過ごすことは許されない。
安和の琉球セメント桟橋で起こった交通事故に関しても、現場の警備員やトラック運転手に圧力をかけ、土砂搬入を急がせている沖縄防衛局にこそ最大の責任がある。
米軍に物も言えない日本の属国ぶりに、防衛局の職員たちは惨めさを感じないのだろうか。
申し入れ終了後は、防衛局前の広場で、辺野古新基地建設の強行や、くり返される米軍犯罪に対し抗議集会が開かれた。