写真は6月28日(金)の午後3時20分前後に撮影したものだ。
辺野古新工事用ゲート前でこの日3回目の資材搬入に抗議しながら大浦湾の様子を見ると、N2護岸にランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。
ゲートから入る工事車両の中に、荷台を緑のカバーで覆ったダンプトラックがある。国頭の鉱山から荷物を運んでいるという。
上の4枚の写真は、同じく28日の午後4時12分頃に豊原の高台から撮影したもので、辺野古側埋め立て工区の様子だ。
この日は一部の工事車両が3時の資材搬入に遅れ、上の場面を目にすることができた。
荷台を緑のカバーで隠したダンプトラックがやってきて、埋め立て工区でカバーを外すと土砂(岩ずり)を下ろしていた。
これまで本部の鉱山からガット船で土砂(岩ずり)を運んできたが、並行して国頭の鉱山からダンプトラックでも運んでいたわけだ。
緑のカバーで荷台を覆っていたのは、中身を見せたくなかったのだろうか。
今後、大浦湾での埋め立て工事が始まれば、ガット船だけでなく陸路からの土砂(岩ずり)搬入も増えていくだろう。
それを止めるためには、今まで以上の市民の結集が必要だ。
現場で阻止・抗議行動を行う市民が減れば、作業員や警備員の態度も横柄になり、強引に工事が進められれる。
沖縄防衛局や元請け企業の圧力を受けて、末端の労働者が過剰反応することもあるだろう。
事故を生み出す最大の要因は、上からの圧力による現場の労働者の焦りと、強引な工事の進行にある。
事故を無くす最良の方法は、現場に多くの市民が集まり、そのような圧力による工事の強行を阻止することだ。
事故を口実にした弾圧強化を許してはならない。