写真と動画は2月14日(火)の午前9時36分から10時3分の間に撮影したもの。
上の3枚と動画は、美謝川切り替え工事の東側(第2ゲート側)の様子で、発進立坑に削孔機を下ろしていた。
沖縄はダムの貯水率が50%を切るほど雨が少ないのだが、立坑内では地下水が湧き出しているのか、奥の水槽タンクはホースから出る水で一杯になっていた。
行動329号線をはさんで西側(辺野古ダム側)では、この時間は到達立坑内は静かで、クレーン車にも運転手が乗っていなかった。
立坑の周りには、山留用材やグラウンドアンカー用防錆剤などが置かれていた。
立坑横の沈砂池は灰色の水が溜まっている。地盤改良で薬液が注入された土砂の色なのだろう。
立坑から掘り出された灰色の土砂は奥の森の方に積まれ、その間を仮設道路の建設が進められている。
木々の伐採や掘削、薬液の混じった土砂の放棄など、二重、三重に森の破壊が行われている。
上の2枚からは、辺野古弾薬庫新ゲート建設工事の様子で、谷間に作られた沈砂池の西側では、バックホーが沈砂池に溜まった泥をすくい、板枠の中に入れていた。
沈砂池の東側に作られた立坑はネットがかぶされていた。
沈砂池から西に土地の造成が進められ、見える範囲は道路も整備されて、法面に団粒化剤と一緒に吹き付けられた種子から、草が芽吹いているところもある。
クラッシャーランが敷き詰められた広場は、資材や重機を置く作業ヤードとなっている。
こうやって米軍基地が整備されている様子を見れば、「沖縄の基地負担の軽減」という言葉が、いかに欺瞞に満ちたものか分かる。
米軍基地だけではない。うるま市ではゴルフ場跡地に新たな自衛隊基地が建設されようとし、住民の反対運動が広がっている。
うるま市に自衛隊基地ができれば、沖縄島東海岸のキャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブ、辺野古新基地、北部訓練場を使って、日米の合同訓練が日常的に行われるだろう。
そうなれば、米軍・自衛隊による事件・事故も増え、住民が犠牲になる。いったい、沖縄を何だと思っているのか。