27日(火)は抗議船1隻(平和丸)を出して海上から工事の様子を監視した。
午前9時47分頃、辺野古漁港を出てK1~K4護岸に沿って辺野古崎に向かった。
この日も大浦湾は海象が悪く、長島の西側で辺野古崎付近の様子を見た。
K5護岸の建設予定地付近は、まだ動きが見られない。
②-1工区に積まれた土砂には、緑の団粒化剤が吹き付けられている。
大浦湾の軟弱地盤の改良工事をめぐる代執行訴訟で、今日、沖縄県が最高裁に上告した。
「沖縄は不当判決に屈しない!!」「地方自治 三権分立 民主主義 どこ行った?」のプラカードを掲げて玉城知事を応援し、K8護岸で行われている土砂陸揚げに抗議した。
今日は浜のテントにも大勢の人が訪れていた。
明日、国は沖縄の民意を踏みにじり、玉城知事が不承認を貫いた大浦湾側の工事を代執行する。
言うまでもなく、これは沖縄だけの問題ではない。
沖縄に振るわれる国の強権は、日本各地の地方自治、市民運動にも振るわれる。黙っていてはいけない。
玉城知事に対して、国や右翼・保守勢力からの嫌がらせが、これまで以上に激化するはずだ。全国から応援の声をあげてほしい。
午前8時41分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ガット船3隻(進朋、第百三十六伊勢丸、第八藤進)が大浦湾に入るところだった。
土砂の陸揚げ、投入もすでに始まっていた。
午前10時51分頃、あらためて辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
K8・K9護岸で陸揚げされた土砂が、2か所に投入されていたが、当初予定されていた量は本来、3か月前には満たしているはずだ。
早くも地盤沈下が起こっているのだろうか。着工から9年余が過ぎても、辺野古側の埋め立てもまだ終えきれないのか。
K4護岸沿いに土手が築かれている。重機やダンプトラックと比べれば高さが分かる。
赤土流出対策でK4護岸沿いに沈砂池をまとめると沖縄防衛局は言っているが、雨水は高いところに流れるのか?この土砂を最終的にどう処理するつもりか?
ガット船の契約を維持するために、大浦湾側で使用する土砂を運ばせ、仮置きし続けているだけではないか。この年末にこれだけガット船が入ること自体、異常ではないか。
午前11時22分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸は土砂の陸揚げを終えたばかりで、タグボートが空のランプウェイ台船を離岸させていた。
K8護岸のランプウェイ台船もほぼ空のようだった。
土砂を積んだランプウェイ台船は用意されていて、午後も土砂の陸揚げが続いたと思われる。
この朝入ったガット船3隻と前日から残っていた第八高砂丸、第三十八ひなた丸の計5隻が、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂を積み替えていた。
緑のクレーン付き台船がオイルフェンスを引き上げる作業を行っていた。
年明けにはこの海に、軟弱地盤の改良工事地で使用される作業船が、次々と入ってくるだろう。
海上から阻止・抗議行動を展開するために、ぜひ多くの皆さんにカヌーチームに加わってほしい。