26日(火)は抗議船1隻(平和丸)を出して海上から工事の様子を監視した。
午前9時38分頃、辺野古漁港を出て辺野古側の状況を確認した。
辺野古崎付近はK5護岸の建設が予定されているが、まだ目立った動きは見られない。
辺野古側の海域や大浦湾からも辺野古弾薬庫新ゲート建設現場の様子を見ることができる。かつては木々の茂っていた場所が無残な姿をさらしている。
辺野古崎にK5~K7護岸が建設され、埋め立てられると、そこは装弾場となる。辺野古弾薬庫の改築工事とつながっているのである。
K8護岸には空のランプウェイ台船・明神3号が接岸したままだったが、このあと台船の入れ替えがあり、4日ぶりに土砂の陸揚げが行われた。
長島の間を抜けて大浦湾に出たが、海象が悪かったので沖を通って辺野古漁港に戻り、30分ほどで監視活動を終えた。
海からの状況確認ができなかったので、午前11時9分頃、辺野古弾薬庫新ゲート建設工事の様子を見ながら、大浦湾の様子を確認した。
辺野古弾薬庫側の歩道からは、N2護岸やK8護岸、長島からカヌチャ沖にかけての様子を見ることができる。
この日は朝、ガット船6隻(marumasa5号、第七太海丸、第八太海丸、栄雄丸、第八高砂丸、第三十八ひなた丸)が大浦湾に入った。
先週の金曜日から3日間、ガット船が入れなかったので6隻がまとめて入り、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂を積み替えていた。
午後12時42分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が着岸したばかりで、ショベルカーが土砂を均し陸揚げの準備をしていた。
K8護岸には12時20分頃には新たなランプウェイ台船が着岸していて、土砂の陸揚げが行われていた。
N2護岸では作業は行われていなかった。
デッキバージにも土砂が積み替えられており、明日も土砂の陸揚げが行われそうだ。
カヌチャ沖に停泊していたバージ船をタグボートが曳航し、フロート内に入れていた。
この日は工事用ゲートからの資材搬入は行われていなかった。
大浦湾での工事に対し、明日27日に沖縄県が上告し、明後日28日に国が代執行する。
年末の最後まで沖縄は国に踏みにじられ、暗澹とした思いで新年を迎えねばならない。
だからといってウッチント―して生きていくことはできない。腐りきった政治を変えていく努力を続けましょう。
裁判で勝てないなら、今の政治を根底から変えるような政権交代を実現すればいいだけのことだ。
「絶望の虚妄なること希望に同じ」(魯迅)。