21日(木)は午前8時54分頃、辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
冷たい風が吹き、寒い1日だったが、朝から50人余の市民がゲート前に駆けつけ、昨日の不当判決に怒りを燃え立たせて座り込みを行った。
命や生活を脅かす危険な米軍基地が身近になければ、日米安保の問題を真剣に考えることもない。いざとなれば米軍が守ってくれる、という幻想に浸っていればいい。そうやって日本人を思考停止に追い込み、自民党が政権を維持し続けるため、沖縄への米軍基地押しつけは続く。
中国に軍事的に対抗するため、「南西シフト」の強化として自衛隊基地の建設、部隊配備も進んでいる。米軍の外来機の飛来も増加している。政府が口にする「沖縄の基地負担の軽減」はまったくのまやかしであり、事故が続発するのは分かりきったことだ。
屋久島沖に墜落した米軍のCV22-オスプレイがもっと飛行を続けていたら、辺野古沖に墜落して漁船や貨物船を巻き添えにしていたかもしれない。
さらに飛行を続け、嘉手納科基地周辺の住宅街に墜落していたらどうなっていたか。市民を巻き添えにして、どれだけの死傷者が出ていたことか。その惨事が沖縄のどこかで、明日起こるかもしれない。
玉城知事が急性肺炎になったというニュースに接し、故翁長知事のことが頭をよぎった人は多いだろう。日本政府と対峙するために沖縄の知事がどれだけのストレスを抱えねばならないか。体を大事にして、辺野古新基地反対の意志を貫いてほしい。
パーティー券で裏金を作り、政権を維持してきた自民党にとって、沖縄の基地も利権をあさる場なのだろう。ほんとに腐りきっている。政権交代を実現しなければどうしようもない。
砂や砂利、セメントなど生コンプラントの材料が運び込まれた。
ほかにも再生路盤材やバックホー、山留材などを積んだ車両が40台ほど入った。
午後11時31分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
ダンプトラックで運ばれてきた土砂は、K2護岸の近くに投入されていた。
K4護岸沿いには土砂が大量に積まれている。ガット船の契約を継続するために、土砂の移送、投入を続けているだけではないのか。
午前11時57分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸には空のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げは行われていなかった。
K8護岸に接岸しているランプウェイ台船には、まだ土砂が残っていたが、昼休みに入ったのかダンプトラックの動きはなかった。
この日は沖縄井島周辺の波が4メートルほどと高く、新しいガット船は入って来なかった。
接岸している以外のランプウェイ台船は空で、デッキバージから積み替える動きも見られなかった。