写真と動画は9月19日午前9時40分から50分頃に撮影したもので、名護市辺野古で行われている美謝川切り替え工事の様子。
国道329号線の東側(辺野古ダム側)の様子で、ベントナイトとセメントを混ぜた液を流し込み、地盤改良工事が進められていた。
地盤を強固にした後、国道下にボックスカルバートを入れ、キャンプ・シュワブ第2ゲートの近くを通って海につながる水路が造られる。
後方では切り崩した森の法面にセメントを吹き付ける作業が行われていた。
新基地建設によって破壊されているのは、辺野古の海・大浦湾だけではない。辺野古ダムや弾薬庫周辺の森も破壊されている。
軍事基地は戦争のためにあり、あらゆる命、自然を破壊していく。
「台湾有事」がまじかに迫っているかのようなデマを流して不安を煽り、軍事予算を大幅に増やして琉球列島の軍事要塞化を進める。これが日本政府のやり口だ。
米国からすれば、戦場となるのは遠く離れた東アジアであって、自国は何の被害も受けずに兵器を売って金儲けできる。軍需産業やそれに連なる政治家たちにとって、東アジアの住民の命も自然もどうでもいいのだ。
苦しい思いをして働いて税金を納め、それがこんな工事に使われているのだ。「沖縄問題」と他人事のように扱っている日本人(やまとぅんちゅー)は、軍事利権に群がる者たちの「いいカモ」でしかない。