21日(月)は午後からカヌー6艇、抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
午後12時50分頃、カヌーで松田ぬ浜を出発し、すぐに平和丸に乗り込んでK9護岸に向かった。
夏の日差しは強く、K4護岸沿いの浅い海は底の砂が輝き、青く澄んだ海が気持ちよかった。
ただ、オイルフェンスで分断された向こうには消波ブロックの列が醜悪な光景を作っている。
新基地建設のためにこの素晴らしい海を破壊した日本政府の愚劣さは、決して許されない。
午後1時38分頃、K9護岸に着くと台風6号で崩れた部分の修復工事が行われていた。
高波で崩落した場所を砕石で埋め、護岸の形は元に戻っている。これから側面の補強をし、天端に鉄板を敷く作業が進められるだろう。
今回の護岸の崩落が示すように、本来は側面に被覆ブロックを設置して補強すべきだ。しかし、沖縄防衛局にそこまで時間をかけて工事をやり直す気はないだろう。
K8護岸やN2護岸に比べてK9護岸は周辺の水深が深いので、大型のランプウェイ台船を接岸できる。
埋め立ての既成事実を進めるために効率を優先し、ずさんな工事が繰り返されている。
午後1時57分頃、埋め立て工事再開に向けたK9護岸の工事に対し、カヌー5艇がフロートを越えて護岸に向かい、抗議行動を展開した。
いろいろと対処すべき要件があり、なかなか海上行動に参加できないが、現場で反対の意思を示すことの重要性を痛感する。
カヌーに乗って抗議するのは、そんなに難しいことではない。慣れないうちはフロートの外からプラカードを掲げ抗議すればいい。ぜひ多くの人に参加してほしい。
デッキバージのブイも台風6号の被害にあったようで、古いオレンジ色から新しい黄色のブイに交換作業が進められている。
台風のあと、K8護岸では天端に敷いた鉄板が、剥がれたり海に落下していたのを片づける作業が進められている。
N2護岸はまだ修復工事が行われていない。
台風6号で羽地内海沿いのマリー道で土砂崩れが起こり、ずっと通行止めになっていた。今日の午後からやっと通れるようになったので、羽地内海の様子を見ると、まだ土砂を運ぶランプウェイ台船が避難を続けていた。
護岸の修復が終われば、ランプウェイ台船も大浦湾に戻り、ガット船が土砂を運んで埋め立て工事が再開される。
明日は旧暦の七夕で、来週月曜日がウンケーで旧盆に入る。
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