22日(木)は旧暦の5月5日(グングヮチグニチ)で、祖先が使った泉や井戸を拝むハーウガミの日だった。
父方の祖父は今帰仁にかつてあった岸本(キシムトゥ)部落の出身なので、その地域の人たちが使ったヤナジガーでハーウガミをしている。
昼頃から土砂降りの雨となり、今日は無理かな、と思ったのだが、雨が小降りになった間を見計らってヤナジガーに行った。
草木が生い茂り、天気といい、場所といい、ハブが出る条件がそろっているので、注意しながら草刈りを2時間余おこなった。
コンクリート製の碑を見ると、1953年と記されている。
70年前、この日が造られた頃には、祖父をはじめ岸本部落の人たちが数多く集まり、ご馳走を囲んで賑わったことだろう。
今はもう私一人しか拝む人もいないが、草刈り作業ができる間は、この行事を続けていたいと考えている。
家ではヤナジガーまでは行けない母が、仏壇に供え物をしてウガン(拝み)をうさぎていた。