春になり、実家の庭にはハーベールー(蝶)やアーケージュー(トンボ)がやってきて、えさを採ったり卵を生んだりしている。
アゲハチョウはヒレサンショウの木に卵を産み付けるのだが、放っておくと幼虫が大量発生して葉を食いつくされてしまう。
さすがに木が弱ってしまうので、農薬は使わずに数を抑えることにしている。
写真のハーベールーはマッコウの枝で休んでいた。
池にはいろいろな種類のアーケージュー(トンボ)が来て産卵している。
写真のアーケージューは産卵のあと、睡蓮の花にとまって休んでいた。
幼稚園の頃だったか、川でヤゴを採ってきてヨーグルトの瓶に入れて飼っていたら、羽化して瓶の口に抜け殻が付いていた。
形はそのままに半透明になった抜け殻が不思議で、その時の気持ちと風に揺れる抜け殻の様子を、今でも鮮明に覚えている。
自然の豊かなヤンバルで生まれ育ったことが、自分にとっては幸いだった。