24日は午前8時54分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
ゲート前には30人余の市民が座り込み、排除しようとする機動隊に対し、それぞれのやり方でできる限りの抵抗をしていた。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、全国の市民運動は大きな制限を受けた。
辺野古も例外ではない。それでも多くの人の努力によって、今も粘り強く抗議行動が続けられている。
インターネット上であれこれ書くのは簡単だ。しかし、現場に出て長期間行動を続けるのは簡単なことではない。
学生時代、大江健三郎の『持続する志』という評論集を読んだ。いい題名だ、と心に残ったが、志は行動するためにこそ持続しなければならない。
ゲートから入った工事車両は、大半が残土搬出用の空トラックだった。
ほかにフレコンバッグや生コンのミキサー車、足場用の資材、鉄筋などが搬入された。
午前10時42分頃、豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見た。
黄砂の影響なのか、景色がかすんでいたが、K8護岸に接岸しているランプウェイ台船は荷台が空で、土砂の投入は行われていなかった。先週の土曜日の段階で土砂切れになっていたようだ。
埋め立て工区は場所によって高低差がある。一部ではショベルカーで土砂をすくい、トラックで移動する作業が行われていた。
午前11時4分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9・N2・K8の各護岸ともに土砂の陸揚げはまだ行われていなかった。
今朝入ったガット船2隻(栄雄丸、第八丸喜丸)がランプウェイ台船に土砂を積み替えている最中だった。
午前11時11分頃、最初に積み替えを終えた緑のランプウェイ台船・第八十八ひなた号が、タグボートに曳航されK9護岸に移動を始めた。
このあと順次、積み替えを終えたランプウェイ台船が各護岸に向かい、土砂の陸揚げを行っただろう。
海保のゴムボートが1隻、K9護岸付近でフロートの様子を見て回っていた。
明日25日はK9護岸付近で海上大行動が取り組まれる。カヌーが入れないように、フロートの隙間を閉めていたようだ。