22日は旧暦の3月3日で浜下り(はまうり)だった。
3月3日はヤマトゥでは桃の節句だが、沖縄では女の子を浜に連れていき、海水で清める日である。
あいにくの曇り空で、今帰仁の海もいつもの色鮮やかさはなかった。
写真の島は古宇利島で、昨年11月に周辺海域でジュゴンの食み跡が見つかった、との報道があった。
昔からジュゴンの多い海域であり、私にとっては子どもの頃から泳いできて、家族との思い出が多い海でもある。
人工ビーチが造られ、浜の様子は大きく変わったが、海に向かって手を合わせ、実家の仏壇に供え物をして家族や親族、子どもたちの健康と幸福を祈った。
実家の裏庭ではサンニン(月桃)の花が咲いている。
沖縄の野山ではこれからサンニン、ユリ、イジュ、コンロンカなど白い花々が咲き乱れる。
パッションフルーツが咲き、実る季節でもある。
スーパーで買うとやたら高いが、植えるとこれほど簡単に成長し、実る植物はない。
よほど沖縄の気候風土に適しているのだろう。剪定以外に手入れもしていないが、実家の庭にはたくさんなっていて有り難い。
沖縄の自然の豊かな恵みをいただいている。にふぇーでーびる。