28日(土)は午前10時頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
沖縄島周辺の海が時化ていて、この日は大浦湾にガット船が入れなかったが、前日までに運び込んだ土砂を使って、陸揚げ、投入が行われていた。
見える範囲でも3か所に土砂が投入されていた。ここのところK4護岸沿いに土砂を運ぶ車両が列をなしている。
午前11時3分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9・N2護岸には2隻、K8護岸には1隻と計5隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
時化のためこの日はガット船が入れず、大浦湾にガット船の姿はなかった。
デッキバージも空で、残り3隻のランプウェイ台船のうち1隻にわずかな土砂が載っているだけだった。
午前中の陸揚げが終わると土砂切れとなり、午後は土砂の投入が進められなかっただろう。
28日の午後10時の段階で、塩川沖に戻れなかったガット船6隻(かいおう丸、聖嶺、第七太海丸、第三十八ひなた丸、美鍛丸、進朋)が金武湾に待機している。
辺野古側埋め立て工区は、護岸の高さまで土砂を投入しなければならない。そのためにはK9・N2・K8の陸揚げ場を使う必要がある。ランプウェイ台船やタグボートなどが航行する状態で、軟弱地盤の改良工事に着手できるのだろうか。
いい加減、予算と時間を浪費することをやめて、日米両政府は辺野古新基地建設を断念すべきだ。