紹介する写真と動画は12月7日(水)の午前9時40分頃に撮影したもので、辺野古弾薬庫の新ゲート建設現場の状況である。
周辺の森が伐採され、大規模な造成工事が行われている。
谷間ではセメント安定処理による軟弱地盤の改良工事が進められている。
もともと谷間の湿地帯だった場所に、周辺の工事により発生する汚濁水を集め、浄化装置でろ過して地価の排水管に流しているようだ。最終的には大浦湾に流れ込むことになる。
セメント安定処理による六価クロム溶出の危険性が指摘されている。赤土がろ過されたからいい、とはならない。排水を毎日検査しているのか。分析結果はどうなっているのか。情報を市民に公開すべきだ。
国道329号線のそばにあった森が切り崩され、赤土が弾薬庫側の奥に運ばれていた。
切り崩された森の周辺では、美謝川切り替えの工事も行われている。明らかに連動した工事として進められている。
今年の5月14日に共同通信が、米軍の弾薬庫を自衛隊が使用する計画があることを伝えている。「台湾有事」を口実に自衛隊の継戦能力の向上が強調されている。
辺野古弾薬庫も当然、その対象となる。新基地への水陸機動団の配備とともに米軍と自衛隊の一体化が進められようとしている。
辺野古弾薬庫の強化に反対する取り組みが、より重要となっている。