上の写真と動画は11月21日(月)の午前9時42分頃に撮影したものだ。
キャンプ・シュワブ第2ゲート向かいの森を破壊し進められている美謝川切り替え工事の様子だが、無惨としか言いようがない状態に怒りが込み上げる。
辺野古新基地建設は海を破壊しているだけではない。貴重なやんばるの森も破壊し、地域住民の生活も破壊していくのだ。
ドローンやミサイルが活用され、戦争の形態も変わっている中、辺野古新基地建設に莫大な予算を浪費し、貴重な自然を破壊するのは愚の骨頂である。
滑走路が短い辺野古新基地では、大量の物資を運ぶ輸送機を使うことはできない。普天間基地の「代替施設」にはなり得ず、兵站機能を果しえない。
米軍は辺野古新基地がどれだけ遅れても困らない。むしろ、工事の遅れを理由に普天間基地を使い続けることができるのだから、いつまでも完成しない方が都合がいいのだろう。
工事が長引き、予算が増大すればゼネコンは喜び、それと結びついた政治家も利権を得る。そのために沖縄人は分断され、苦しめられる。
こんな腐りきった工事がもたらすのは、自然と社会と人心の荒廃でしかない。