写真と動画は8月8日の午後1時26分頃、大浦湾のK9護岸近くで撮影したものだ。
当時、K9護岸にはランプウェイ台船が1隻接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
カヌーに乗ってフロートのそばに行き、K9護岸や周辺の様子を見ていると、海保のGB(ゴムボート)16がフロートを内側から押し、私が乗っているカヌーを後ろに押しやった。
カヌーの後方には海面から突き出た岩があるので、そのままだと岩にぶつかってしまう。
危険だから押すな、と何度もGb16に注意したが、無視して数回同じ行為をくりかえした。
カヌーが抗議行動を行うのは、ランプウェイ台船の入れ替え時で、その時はまったくそのような動きはなかった。
にもかかわらず、海保のGB16はフロートの外側にいるカヌーに対して、わざと岩の方に押しやる行為をくり返したのだ。
実に危険かつ悪質な嫌がらせである。
こういう行為はGB16が単独でやっているのではなく、現場の指揮官からカヌーに圧力をかけるよう指示されてやっていると思われる。
2014年の夏から辺野古の海・大浦湾でカヌーを漕ぎ、抗議行動を行っているが、その間、何度も海保のメンバーは入れ替わった。
その時々の海保のメンバーや現場指揮官の質、あるいはその上の方針によってカヌーや抗議船への対応も変わってきた。
自信や余裕がない海保ほどカヌーに対する圧力が強い。事前に押さえ込んでおかないと、もし失敗したら……、という意識がはたらくのだろう。
手漕ぎのカヌーがどんなに頑張ったところで、GBとの力の差は歴然としている。にもかかわらず、カヌーに対しこんな嫌がらせをして、海保は恥ずかしくないのだろうか。