8日(月)はカヌー7艇と抗議船1隻(平和丸)で海上行動を行った。
月曜日は午後からの行動なので、N2・K9護岸ともに土砂の陸揚げが始まっていた。
ガット船は6隻(聖嶺、第三十八ひなた丸、神峰、marumasa5号、marumasa6号、第八太海丸)が停泊し、ランプウェイ台船への土砂の積み替えを行っていた。午後4時前にはすべてのガット船が積み替えを終え、大浦湾を出て行った。
K9護岸ではランプウェイ台船が1隻だけ接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
2隻目の台船にはすでに土砂が準備されていて、着岸するために使づいてくるのに合わせて、カヌーでフロートを越え抗議した。
海保のGBがどれほど速くても、瞬時にすべてのカヌーを捕まえることはできない。逃げるカヌーをGBが追っている間に、ほかのカヌーが進むことができる。
一人のメンバーが海保のGBをかわしてかなり進んだので、カヌーやゴムボートが邪魔になって台船が近づけなくなった。
海に飛び込んだ海上保安官がカヌーをすべてどかし、ランプウェイ台船のタグボートを作業員に渡して着岸するまで、かなり時間がかかった。
遅らせる時間はわずかでも、カヌーでできる限りの行動をして抗議の意思を示すのは大事なことだ。カヌーで近づくことで初めて見えることも多々ある。
K8護岸では被服ブロックの設置が行われていた。先端部を保護してお盆休みに入るのだろう。
K9護岸に続き、K8護岸でもカヌーでオイルフェンスを越えて抗議した。
海に出る前、午前11時41分頃に豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
土ぼこりが舞い上がる中、K4護岸沿いに大量の土砂が積み上げられていた。
海から見ていると、②-1地区の辺野崎崎側にも連日、土砂が運ばれ積み上げられている。
米国のペロシ下院議長の台湾訪問により、中国の軍事演習が激化し、沖縄の米軍と自衛隊の基地が、米中対立の最前線に立たされている。
制空権確保のために中国軍がミサイルで狙うのは、米軍の嘉手納基地、普天間基地であり、自衛隊が共同使用する那覇空港だ。いざ戦争となれば、当然、基地周辺住民も巻き添えを食って犠牲となる。
日本政府は沖縄の中で基地をたらいまわしにし、普天間は住宅地に囲まれて危険だから辺野古に「移設」するという。辺野古には人が住んでいないというのだろうか。
滑走路が短い辺野古新基地は、普天間基地の代替施設にはなり得ない。辺野古新基地が完成することを米軍はあてにしておらず、普天間基地を使い続けるつもりだろう。
ウクライナに続き台湾でも戦争の危機が煽られ、米国の軍需産業は喜んでいるだろう。ペロシ下院議長は自分の行動がどのような事態を引き起こすかよく分かっていたはずだ。
「民主派」だの「人権」だのときれいごとを言いながら、しょせん台湾も軍需産業の金もうけのために利用されているだけではないか。沖縄もその巻き添えになろうとしている。