15日(金)は午後12時前に辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
曇り空ではあったがムッとする暑さの中、15人の市民が集まってゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げて新基地建設に反対した。
全国的に新型コロナウイルス感染の第7波が襲っている。沖縄でも連日3000人を超す新規陽性者が出ていて、機動隊との過度な接触を避けての行動となった。
この間の知見により、新型コロナウイルスは空気感染が主で、屋外ではエアロゾルが拡散するの感染しにくい、との判断に基づき、ゲート前や海上での抗議行動に参加している。もちろん、マスクの着用などの感染症対策は行ったうえでだ。
先週から今週にかけては1日に、K8護岸延伸工事用の採石がダンプカー90台余、生コンのミキサー車が20台余入っているとのこと。この回には空のダンプカーやアスファルトを積んだ車両なども入った。
ゲート前にはアスファルトが付着していたらしいタイヤの跡が残っていて、抗議行動のリーダーが沖縄防衛局に対し、すぐに掃除するように抗議していた。
ゲート内でマイクを手にした沖縄防衛局員に、想定外のことが起こった時の対応能力はない。ただ、指示されたことをやってあとは時間をつぶし、それで給料をもらっているのだ。本当に腐りきっている。
空で入ったダンプカーは、基地内の工事で出た残土を搬出していた。
午前11時33分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
②工区への土砂投入=嵩上げ工事が進められると同時に、工区内に積み上げられた土砂を他の場所に投入する作業も行われていた。
配管などの作業があったのか、土砂投入が後回しにされていた場所でも、ダンプカーが土砂を下ろしていた。
午後1時半頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9・N2護岸ともにランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。
この日は朝、ガット船6隻(國喜18、寿鷲丸、かいおう丸、聖嶺、第三十八ひなた丸、第八高砂丸)が大浦湾に入った。午前中で土砂の積み替えを終え、そのうちの5隻が大浦湾を出ていくところだった。
残っていた國喜18もこのあと大浦湾を出ている。船舶位置情報を毎日見ていると、最近は朝入ったガット船が夕方までには出て、その日のうちに塩川沖に戻っているパターンが続いている。
辺野古側工区内に土砂の仮置き場をつくり、ダンプカーの移動距離を短くすることで、土砂の陸揚げ速度を速めているのではないかと思われる。そこからショベルカーでダンプカーに積んで運ぶのは二度手間に見えるが、実際には作業効率がいいのではないか。
加えてガット船からデッキバージに土砂を移す手間が省け、海象が悪くてガット船が大浦湾に入れないときも土砂の投入が可能となる。私の観察なので断定はできないが、そのように作業を進めているように見える。
K8護岸ではショベルカーが、投入した砕石の法面を叩いて補強していた。
砕石の投入箇所が一定の長さに伸びたので、このあと被覆ブロックの設置が行われるのかもしれない。
弊社の解体工事もかなり進んでいる。