20日(水)は午前9時53分頃に本部港塩川地区に行き、辺野古新基地建設の埋め立て工事に使用する土砂の積み込みに抗議した。
南側の岸壁ではガット船・第五十一進宏丸が積み込みを終えたところで、出港準備とベルトコンベヤーの片づけなどが行われていた。
北側の岸壁ではランプウェイ台船・東栄三号が着岸し、土砂の積み込み作業を行っていた。
午前10時頃に第五十一進宏丸は離岸し、沖に向かった。早朝から積み込みを行っているが満載には至らず、このあとランプウェイ台船から土砂を補充していた。
第五十一進宏丸が離岸したあと、南側の岸壁にはランプウェイ台船・屋部3号と第五明豊丸が着岸して土砂を積み込んだ。
ちなみに、屋部3号は以前、辺野古のK8護岸で土砂の陸揚げに使用されていたランプウェイ台船である。屋部7号と交代して、今は塩川に来ている。
ガット船への土砂積み込みではベルトコンベヤーを使用するが、ランプウェイ台船ではダンプカーが乗り込んで土砂を下ろす。そのためにベルトコンベヤーその他の器材を片付けるために時間を食い、台船への積み込みが始まったのは午前10時45分頃だった。
沖ではランプウェイ台船・呉屋5号からガット船・かいおう丸への土砂の積み替えが行われていた。
呉屋5号は空になったあと、東栄三号と入れ替えで北側護岸に着岸し、土砂の積み込みを行っていた。
沖に移動した第五十一進宏丸は、同じく沖に移動した東栄三号から土砂の補充を行っていた。
港の出入り口付近では、今日も数名で抗議行動が続けられていた。
人数は少なくても、要領を分かった皆さんなので、効果的に工事車両の流れを止め、積み込みを遅らせていた。
以前も書いたが、安和と塩川で積み込んだ量しか辺野古の海を埋め立てることはできない。
土砂の積み込みを遅らせ、船が運ぶ量を減らすことは、埋め立て工事の進捗にじかに影響を与えることができる。
屋外で風もあり、人との距離も取れる本部港塩川地区は、新型コロナウイルスの感染リスクも一番低いところだ。
ダンプカーを1台減らすだけでも、10トンの土砂投入を止めたことになる。暑くなったので水を忘れずに、ぜひ塩川に足を運んでほしい。