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Channel: 海鳴りの島から
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大浦湾の航路でガット船に抗議/K8護岸はまだ採石投入ができず

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 4日(月)はカヌー5艇と抗議船1隻(平和丸)で海上から新基地建設に抗議した。先週は天候が悪く6日ぶりの海上行動となった。

 昨日は旧暦3月3日で浜下りだった。午前11時半に松田ぬ浜を出発し、干満の差に注意しながらの行動となった。

 先週の月曜日から、K8護岸の先端部を保護していた消波ブロックの撤去作業が始まっている。作業の進行状況を注意して見たが、先端付近の海中には、まだ消波ブロックが残っていた。

 海中の消波ブロックを撤去するには、ダイバーが潜って作業をしなければならない。波が高くなると危険なのでダイバーが海に入れない。今日もクレーン車は出ていたが、K8護岸周辺の波が荒れているようで、撤去作業は行われていなかった。

 先端部には被覆ブロックも設置されているので、これも撤去する必要がある。砕石の投入はその後になるだろう。

 N2護岸、K9護岸ともにランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。

 ガット船は先週から残る國喜18と今朝入った栄雄丸、第八高砂丸の3隻が停泊し、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 辺野古弾薬庫下の海岸に沖縄防衛局員の姿が見えた。

 辺野古側の埋め立て工事により、辺野古崎周辺の砂浜が消失し、ウミガメの産卵場が破壊された。その代わりとして昨年、この砂浜を産卵場として整備したが、産卵は行われていない。

 こういう奥行きのない砂浜は波をかぶるので、ウミガメの産卵に適していないのは、専門家ならすぐに分かるはずだ。工事を進めるためにお墨付きを与えるのが役割の御用学者どもは、クズとしか言いようがない。

 4月に入り、形だけの産卵場整備の準備をしているのだろう。高江でも辺野古でもこういう欺瞞がくり返されている。

 午後1時頃、作業船が航路付近のオイルフェンスを開けようとし、ガット船の出入りの準備をしていたので抗議した。

 通常、午前8時半頃と午後1時半頃の2回、土砂を運ぶガット船の出入りがある。K9・N2の両護岸で計4隻のランプウェイ台船が土砂を陸揚げするので、作業のロスをなくすためには、空になった台船にすぐに土砂を積み、準備しておく必要がある。

 そのためには、ガット船による土砂の搬入・補給がスムーズに行われなければいけない。ランプウェイ台船が空のまま待機する時間が長ければ長いほど、陸揚げ終了後の台船の交代が遅れることになる。

 K9・N2護岸にはそれぞれ4隻ずつのランプウェイ台船が割り当てられている。安全に作業を行うには大型船同士の距離をとらないといけない。台船をむやみに増やすわけにもいかないのだ。

 土砂の陸揚げを遅らせるためにカヌーで何ができるか。現場の状況を踏まえて工夫を凝らしたい。

 午後は國喜18と第八高砂丸が大浦湾から出て、第三十八ひなた丸、美鍛丸、進朋、清明が新たに入った。

 オイルフェンスに張り付いて開けるのを阻止していたカヌーは、最後は海保に規制・排除されたが、その後は航路近くでプラカードを掲げ、抗議を続けた。

 午前10時41分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 ②工区と辺野古崎側の②-1工区に土砂が投入され、嵩上げ工事が行われていた。

 K2護岸の隙間の内側に壁のような物が造られていた。上に作業員が立てるほどの厚さがある。

 


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