4日(土)は毎月第一土曜日に行われるブルーアクションとして、辺野古ゲート前で大行動が開かれたので参加した。
新型コロナウイルスの感染拡大が起こってから、大人数が集まっての集会は開けなくなっていた。新規感染者が減っているので、主催者によれば14か月ぶりにゲート前で大行動が取り組まれた。
県内各地から800人ほど(主催者発表)の市民が集まり、歌を交えながら、辺野古新基地建設阻止!の決意を込めた発言が続いた。
玉城デニー知事も駆けつけて発言した。
沖縄防衛局が申請した軟弱地盤の設計変更を不承認とした理由を説明し、市民も激励の拍手や指笛で応えていた。
県選出の国会議員や各地の島ぐるみ会議、ゲート前行動の責任団体の発言が続き、来年1月に行われる名護市長選挙、南城市長選挙に立候補を予定している岸本洋平名護市議、瑞慶覧朝敏市長のあいさつもあった。
沖縄人が相手にしているのは、日本政府、米国政府という巨大な存在だ。簡単に勝てないのは分かりきったことだが、だからといって諦め、屈服すれば、惨めで卑屈な生き方を強いられる。
辺野古新基地建設阻止のたたかいは、新たな軍事基地を造らせないだけでなく、沖縄人がこれからどう生き、この島をどう発展させていくかという、尊厳や主体性をかけたたたかいでもある。
それはまた、自分たちの後の世代に基地の負債を残さないためのたたかいでもある。基地あるが故に、どれだけの犠牲がこの島で生み出されたか。
普天間基地を離陸したMV22オスプレイが、宜野湾市内の住宅地に水筒を落下させる事故があった。もし市民に当たっていたら、死亡事故になっていたかもしれない。
危険な基地は名護にもいらない。県内でたらいまわしする必要はないし、ヤマトゥに引き取る必要もない。
基地を必要としているのは、武器を生産して儲かる軍需産業であり、そこと結びついた政治家、官僚などだ。そういう連中を喜ばせるために、どうして市民が犠牲を押し付けあわなければならないのか。バカバカしい。