22日(月)は軽石の影響としだいに天気が崩れるとの予報だったので海上行動は中止となった。
松田ぬ浜や辺野古漁港の様子を見たあと、午前9時前にキャンプ・シュワブゲート前意に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。
全体で40人ほどの市民が参加し、強行され続ける新基地建設に抗議した。
沖縄では現在、自衛隊が大挙押しかけてきて、中国に対抗する電子戦などの訓練を行っている。
しかし、経済的に相互依存が進む中で、日米と中国の間で戦争が起こり得るのか。しょせんは火種を作ることで、双方の軍需産業が儲かり、そこと結びついた政治家か利権と権力を強化するだけではないのか。
中国の脅威を煽ることで日本政府は軍事予算を増やすことができる。犠牲となるのは市民の生活であり、とりわけ戦場と想定される沖縄の住民は脅威にさらされる。
辺野古新基地建設に反対するのはもとより、自衛隊の強化にも反対する運動を盛り上げないと、沖縄は再び「トカゲのしっぽ」として利用され、切り捨てられる。
1回目は40台ほどの工事用車両が入ったが、多くは空のトラックだった。
ほかにショベルカーや砂を積んだトラック、空のトレーラー車などが入った。
機動隊にゲート前から排除されたあとは、ゲートの両側や向かい側、歩道から工事車両に抗議し、国道を通る市民の車に工事反対!を訴えた。
メインゲート前では、市民有志で米軍車両に対する抗議も行った。
午前10時15分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
K8・K9護岸から運ばれてきた土砂は、②工区の3~4か所に広範囲に投入され、ブルドーザーで押し広げられていた。
K4護岸沿いの海上から運んできた汚濁防止膜をクレーンで吊り下げ、トレーラー車に積み込む作業も行われていた。
N2護岸の建設で使われていたものだろうか。軽石の漂着問題が起き、汚濁防止膜を必要としている港湾などの施設は多いはずだ。沖縄防衛局が関係している別の場所で使用されるのかもしれない。
午前11時10分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。
K9・K8護岸ともに土砂の陸揚げが行われていた。
ガット船は寿鷲丸、かいおう丸、第三十八ひなた丸の3隻が停泊し、ランプウェイ台船やデッキバージに土砂を積み替えていた。
K9護岸の背後の森が切り開かれている様子は、瀬嵩の海岸からもよく見えた。美謝からの切り替え工事が進められている。
しかし、こうやってできる所から工事を強行しても、軟弱地盤問題を抱える大浦湾側の埋め立て工事は、はるかに難関で膨大な時間と予算がかかる。
新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした経済的打撃を考えれば、日本の財政に無駄金をばらまく余裕などないはずだ。ブレーキの利かないポンコツ政権とともに自滅の道を突き進むのだろうか、日本「国民」は。