18日(木)は午後1時47分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
小雨が降るなか、K8・K9護岸から運ばれてきた土砂は、②工区の3か所に投入され、嵩上げ工事が行われていた。
午後2時26分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
K9護岸には2隻、K8護岸には1隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
ガット船は3隻(神峰、栄雄丸、第八太海丸)が停泊し、台船に土砂の移し替えを行っていた。
ランプウェイ台船・明神3号の赤白スパッドの向こうにN2護岸が見える。
N2護岸の先端部は根固め用袋材で保護されている。この部分にスパッド台船を設置し、土砂の揚土場が造られると思われる。
工事中張られていた汚濁防止膜は撤去され、仮設道路の上に片付けられていた。
護岸上ではテントを斜めに倒し、雨をしのぎながら溶接作業が行われていた。
護岸上は土砂を運ぶダンプカーが行き来する。天端を保護するため鉄板を敷き、溶接を行うのはこれまでも見てきた。土砂陸揚げに向けての準備が進められている。
曇り空だったので、K9護岸奥の美謝川切り替え工事の様子がよく見えた。
アダンや木々が茂っていた場所が切り開かれ、作業員たち数人が立っている奥に作業小屋やフェンス、ガードレールなどが見える。辺野古弾薬庫に続く道路付近まで切り開かれているようだ。
向かって右側の崖部分もかなり木々が伐採され、フェンスが造られている。
前回の名護市長選挙で負けた結果がこれだ。日本政府の操り人形にすぎない渡具知市長は、名護市の自然がどれだけ破壊されようと見向きもしない。
辺野古新基地建設は、沖縄島北部に海兵隊基地を集中させ、海兵隊の演習の効率化と引き換えに、ヤンバルの住民生活を破壊するものだ。名護市をはじめヤンバルの将来は、基地被害の増大と人口流出で悲惨なものになるだろう。
基地利権に群がってあぶく銭を得るのは、ごく一部の企業でしかない。自然の海岸が残っていれば、そこには多様な可能性が生まれたのに、愚かな選択を後で悔やんでも遅い。
美謝川の切り替えとは別に、K9護岸の向かって右側にある砂浜(クバマ)にも軽石が漂着しているようだ。
この日は天候が悪く、海人の警戒船やサンゴの移植作業の船は見られなかった。