18日(木)は朝から晩秋の雨が降り続いた。
午後12時頃、辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に行き。この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
全体で30人余の市民が、ゲート前に座り込んだり、歩道でプラカードを掲げ、新基地建設に反対した。
沖縄もやっと新型コロナウイルスの感染者がゼロの日が続いている。今年に入って一番安心できる状況だろう。
しかし、季節性要因や水際対策の緩和などを見れば、いつまた感染者が増え出すか分からない。今この時期に、できるだけ多くの人が辺野古や安和、塩川の現場に来て、自分の目で状況を確かめ、意思を表示してほしい。
小雨が降るなか、皆ぎりぎりまで粘って抗議を続けていた。
2回目の搬入は砂利や砂を積んだダンプカーが8台入っただけだった。生コンプラントの原料などで、埋め立て工事に使用されるものではない。
それでも、キャンプ・シュワブ内の工事の多くは辺野古新基地建設に関連すものだ。恒久的に使用される基地として強化されているのであり、すべての工事に強く抗議したい。
資材が入ったあとはゲート前でデモ行進とシュプレヒコールを行った。
国道沿いの辺野古集落入り口近くでは、高圧電線の鉄塔の地中化に向けた工事が進められている。
辺野古新基地ができると、基地周辺の鉄塔が飛行場の高さ制限に引っかかるため、電線の地中化工事が行われている。
しかし、高さ制限に引っかかるのは鉄塔だけではない。国立高専をはじめとした公共施設や民間のアパートなど、辺野古・豊原区の多くの建物が高さ制限に引っかかっている。
それらには手を付けず、鉄塔だけを撤去して電線を地中化するのは欺瞞である。
現在でも米軍は、辺野古や豊原の住宅地上空で、低空の飛行訓練を行っている。
鉄塔撤去、高圧電線の地中化は、住民の安全を守るためではなく、米軍の訓練に便宜を図り、新基地建設を促進するためのものでしかない。
どこまでも哀れな属国の構図だ。