今日から10月に入った。年度後半に入る早々、美謝川の切り替え工事開始が報じられ、午前10時からヘリ基地反対協の呼びかけによる抗議集会が、キャンプ・シュワブの第2ゲートで開かれた。
午前中は所用があって集会に参加できなかったので、午後から辺野古に行き様子を見ながら工事用ゲート前の座り込みに参加した。
午後1時51分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9・K8護岸ともにランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが行われていた。台風16号の影響で今週は海上作業が止まっていたのだが、今日は再開されていた。
ただ、土砂を積んだガット船はまだ大浦湾に入っておらず、デッキバージに積んであった土砂をランプウェイ台船に移し、それを陸揚げしているようだった。
リーフ付近はまだ波が高いようで、サンゴの移植作業を行う船の姿は見られなかった。
午後2時6分頃、辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8・K9護岸から土砂を積んだダンプカーがやって来て、②工区に土砂を投入し、嵩上げ工事を行っていた。
午後2時40分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
市民10数人が座り込みや歩道での抗議に参加していた。4か月に及ぶ沖縄の緊急事態宣言下でも、現場での抗議を持続してきた市民たちだ。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されたとはいえ、抗議の現場に市民が集まるのは、以前よりも困難を伴う。
いずれ第6波が来ることも想定しながら、現場での取り組みをどう進めていくのか。目の前の選挙を想定した取り組みに終わらず、日々の工事に対する具体的な取り組みを広く議論する必要がある。
美謝川の切り替え工事が行われる一帯は、昨日までに新たなフェンスや目隠しが設置されている。
国道の旧道跡の空き地を利用して作業ヤードも作られている。当面、工事現場では木々の伐採、整地作業が行われるのだろう。海はもとより、森の破壊も許してはならない。そこにも多くの生物が生息しているのだ。