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Channel: 海鳴りの島から
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辺野古ゲート前で資材搬入に抗議

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 12日は朝から風が強く、海はカヌーで出られる状態ではなかった。サンゴの移植作業も、午前中は新たな採取は行われず、前日までに貼り付けたサンゴの確認にとどまる様子だったので、この日は抗議船1隻を出して海案内を行なうだけで、海上での抗議行動は行われなかった。

 土砂の陸揚げと投入は、午前7時過ぎにはK9・K8護岸にランプウェイ台船が接岸し、②工区の埋め立て工事が進められていた。

 午前8時50分頃、キャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。市民有志10数名がゲート前に座り込み、新基地建設反対の意思を粘り強く示していた。

 1回目にキャンプ・シュワブに入った車両は、空のダンプカーが目立ち、赤土の残土搬出を行っていた。ほかにミキサー車5台と分解したショベルカー、砂などが搬入された。

 搬入車両が途切れると、市民が二度、三度とゲート前に集まり、デモ行進とシュプレヒコールで抗議の声を上げた。

 1回目に入ったミキサー車は、第2ゲートの方に回り、近くの森の中で行われている排水施設の工事で、生コンの打設を行っていた。

 沖縄では12日に新型コロナウイルスの感染者が、初めて700人を超した。人口10万人あたりでは、全国最悪の状態が続いている。こういう中で辺野古新基地建設を強行し続けるのは、作業員や警備員、抗議する市民を感染の危険にさらすものだ。すぐに工事を中止すべきだ。

 先の見通せない工事のために莫大な予算を浪費する余裕など、今の日本にはないはずだ。感染者が増大し、政権への支持率が下がっても、いざ選挙となれば野党のだらしなさに助けられて勝てる、と菅首相は考えているのだろう。有権者はとことんなめられている。

 オリンピック報道に埋没していたマスコミも、新型コロナの感染拡大において菅政権の共犯者ではないか。メダル1個当たり、どれだけの市民が犠牲になればいいのか。

 


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