13日(木)はカヌー6艇と抗議船2隻(平和丸、不屈)で海上行動を行った。
松田ぬ浜を出て平和丸に乗り込み、大浦湾で土砂を運んでくるガット船に抗議した。この日は朝、ガット船1隻(第八丸喜丸)が出て、5隻(鶴美丸、進朋、神峰、marumasa1号、栄雄丸)が新たに入った。
大浦湾内には聖嶺が残っていて、計6隻のガット船が午前中、デッキバージとランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。
再び平和丸に乗り込み、K9護岸に移動した。接岸しているランプウェイ台船2隻のうち1隻が、土砂の陸揚げを終えて離岸するところだった。
午前10時頃、入れ替わりで新たな台船が近づくのに合わせ、カヌーチームと抗議船でオイルフェンスの内外から抗議した。
動画ではK9護岸とその上に並ぶ土砂運搬のダンプカー、護岸の先端に設置されたスパッド台船、そこに接岸しているランプウェイ台船の様子が分かる。
南風が吹き、海側は青空が広がり、陸側は雲が湧く。海も暑さが厳しくなってきた。新型コロナウイルスと熱中症に注意しながら、新基地建設に抗議する日々が続く。
海上行動を午前中で終え、午後12時35分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。昼休みをとっているようで、工事車両の動きは止まっていた。
午後12時51分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。こちらも昼休みのようで作業の動きはなかった。午後1時を回ってから、K9護岸に接岸しているランプウェイ台船上のショベルカーが動き出した。
宮古島市前市長の下地敏彦容疑者が、陸上自衛隊の配備をめぐり、収賄の疑いで逮捕された。陸自基地の建設用地となったゴルフ場・千代田カントリークラブの社長から650万円を受け取り、便宜を図ったというものだ。
宮古島をはじめ、石垣島、与那国島と自衛隊配備が進められてきた。地元の反対運動を抑えつけ、保守系首長と国が配備を強引に進める中で何があったのか。防衛省・沖縄防衛局、自衛隊、地元の政治家、経済人、地域の有力者がどのように結びつき、動いたのか。県内メディアは徹底的に洗い出すべきだ。
自衛隊を「防人」と呼んで、地域に浸透しました、という提灯記事を連載する暇があるなら、配備の裏側で何が行われているかを取材・分析し、調査報道として読者に伝えるのがジャーナリストの仕事だろう。
自衛隊が守るのは領土であってシマンチュ(島人)ではない。実際に中国と戦争になれば、ミサイル攻撃で自衛隊基地は壊滅させられる。巻き添えになって死ぬのは地域住民だ。
日本本土防衛のために沖縄までは犠牲にしていい。これが日本の沖縄に対する基本姿勢であり、貫かれている論理も、「防人」ならぬ自衛隊の役割も、旧日本軍と何も変わらない。