26日(月)は朝、カヌー5艇で松田ぬ浜を出発した。先週は台風2号の影響が海に出られなかったが、埋め立て工事もストップしていた。今日は片付けてあったオイルフェンスを張りだすだろうと予想し、辺野古崎に向かって漕いだ。
予想通り午前中は辺野古崎と長島の間のオイルフェンスを設置する作業が行われた。オイルフェンスを引っ張ってくる作業和船の周辺をカヌーで漕ぎ、2時間ほど抗議行動を続けた。
この日、大浦湾にガット船は入ってこず、塩川沖にとどまっていた。羽地内海に避難していた4隻のガット船も塩川沖に戻っている。当然、土砂の陸揚げ、投入も行われていない。
沖縄防衛局からすれば、4月に台風の影響で1週間も埋め立て工事が止まったのは、思わぬ誤算だっただろう。しかも、黄金週間の直前だったので、工事を再開してもすぐに休みになってしまう。明日以降、ガット船を移動させて土砂を陸揚げ、投入するのは難しいだろう。
ガット船の船員や埋め立て工事を行っている業者に早目に休みを取らせ、工事再開を早めることも考えられる。だが、新型コロナウイルスの感染が拡大しているのだから、このまま工事を中断すべきだ。
空の青、海の青の間でカヌーを漕ぐのは気持ちがいい。沖縄は若夏の季節を迎えようとしている。
ウミガメの産卵も始まる。キャンプ・シュワブ内の砂浜を破壊し、ウミガメから産卵場を奪った沖縄防衛局の犯罪を許してはならない。
午前11時20分頃、大潮の干潮でK3護岸近くの浅瀬を通って松田ぬ浜に戻った。以前はもっと海草が生えていて、ヒトデやナマコが多かったのだが、白い砂が広がるだけとなっている。台風の後だからなのか、護岸建設によって死滅したのか、夏場には回復するのか、注意して見ておきたい。
午後12時4分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。作業員の姿が所々に見られたが、ブルドーザーやショベルカーなどの重機類は片付けられたままで、工事は行われていなかった。
午後12時23分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。先週と変化はなく、オイルフェンス設置以外の作業は見られなかった。